見出し画像

2013年の楽天イーグルスを振り返る

2013年に楽天イーグルスが優勝してから
10年が経過した。
未だに当時に買った優勝記念グッズは持ってるし、
優勝記念ボールペンも黒以外は現役だ。

あのシーズンは思い返せば、
WBCの影響でルーキーの則本が開幕投手を務め、
負けはしたが存在感を球界に知らしめた。
この開幕で田中将大が投げなかったのは、
後にエース投手とのマッチが減るのを考えると
24勝とかいう"どうかしてる"成績に多少関わったし、
何よりこの年の田中は打たれる気がしなかった。

投手陣ではこの2人で39勝している他は
美馬が6勝、ダックワースが5勝と続くので
如何に2人に頼ってたかが分かる。(特に翌年に痛いほど)
一方で同時に逆転勝利が多かった点もあるので、
2,3勝のリリーフ投手が多い点も見受けられる。
抑えではラズナーが転向後に安定したのと
負傷後に務めた青山も好調、2人で28セーブを残したのも心強かった。

打線では前年から頭角を見せていた岡島や銀次、
A.ジョーンズとマギーという打線の軸が定まったことにより、
切れ目の無い打線が実現した。
センターラインの要であった藤田や聖澤が打撃で安定していたし、
松井稼頭央が打率こそは例年に比べると低いが、
11本塁打を始め、OPSや出場数の面でショートを1年守ったのは大きい。
代打での枡田の勝負強さも忘れられない。

ここからは完全に僕の主観になるが、
この年の楽天は本当に負ける気がしなかった。
6回で3点差で負けてるくらいなら追いつける気もしたし、
実際にそんな試合がたくさんあった。
前述でもあるが、田中将大の登板時は安心感が異常だったし、
前日の予告先発から勝てるイメージしかしなかった。

これは優勝チームファンあるあるかもしれないが、
何となくスルスル勝てて、気づいたらマジックが点灯して、
負けても何の悲観や不安無く次の試合を応援する。
こんな日々だった印象がある。

あれから10年。
則本や銀次は現役だし、田中も帰ってきている。
当時は若手の島内はチームの核として大きく育った。
FA勢の浅村や鈴木、岸はもちろん、
優勝後に加入した松井裕樹や茂木も優勝をしてほしい。
今シーズンの深掘りは別に掲載しようと思うが、
若手先発陣の安定と外国人選手を含む打線の厚さを
いかにシーズンで実現できるかが鍵だと個人的には思う。

そろそろ、優勝してもいいんだよ?






この記事が参加している募集

#野球が好き

11,128件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?