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依存を超えて成長へ:リーダーが築くチームメンバーの自立の道

現場でリーダーをしていると、チームについてこんな悩みはありませんか?
・なかなか、動いてくれない。
・表面的で真意まで理解していない。
・結局最後は自分が全部やることになる。

以前の自分もそうなっていましたし、仕事が早くて頭の良い周りのリーダーほどこうなっていました!

先日、事業マネジャーとして、関わる部署のメンバーが主体的に動く状態を作り、売上を数十倍にした方からお話を伺いました。「期間限定で密に関わる」。この内容を今日はお伝えします。


1.チームメンバーが育たないのはあなたの有能さが原因か?

最初に挙げたような悩みが生じるのは、あなたが有能すぎるが故です。有能なプレイヤーだと、自分でやった方が早いからです。猛スピードで仕事をこなしていきます。時には、周りの仕事も手伝って進めるかもしれません。結果的に、メンバーの間で、あのリーダーが最後はどうにかしてくれる依存感覚が生まれます。

また、いつも優秀なリーダーが最終的に仕事を処理してしまうので、仕事の本質部分や勘所はメンバーに伝わることはありません

実際に僕のいた組織でもありました。凄腕のリーダーがいて、その人に仕事が集中していました。例えば、別部署から、「誰かこの仕事をできる人はいますか?」と問いかけると、誰も手を挙げず、、、結局そのリ―ダーが全部引き受ける。仕事としては高速で進みましたが、組織としては依存体質の不健全な状態でした。

相手を変えることはできません!いつも変えられるのは自分です。どう関わると、チームが成長するのかを次から話していきます。

自分に仕事が集中するので疲労感も

2.徹底的に密に関わることで真意をインストールする

伸ばしたいチームと密に関わることで、考え方の本質を事細かに落としこんでいきます。全部自分でやるのではなく、メンバーと一緒に仕事を創っていくのが大切です。理由は、考え方の基礎を教えれば、応用ができますし、再現性も生まれるからです。

例えば、作業ひとつにしても、理由を説明する。記事の作成時も、表現の理由、構成の理由、画像選定の理由を、考え方とともに相手に伝えていきます。グループLINEなどを使い、すぐに質問できる状態を構築しておくのも良い手です。意識するのは、コミュニケーションの量!認識にズレがなくなるまで、細かく伝えて一緒に仕事をします。

時には、あえて失敗させるのも有効です。失敗した時の方がうまくいった時の何倍も学べるからです。全部スムーズにいかせることで、チームが気付づくチャンスをあなたが奪っているだけかもしれません。
僕もこれに気づいてから、よく使う手法です。大丈夫、失敗しても死にはしないので(笑)

3.一定期間後に抜けることで、チームに自立心が芽生える

期間限定で関わり、すっと抜けることで、チームメンバー全員に責任感が生まれます。一定期間後に抜ける理由は、依存から脱却自立を促すためです。

2~3ヶ月の期間密に関わった後に、意識して距離を置きます。その結果、いつも教えてくれたリーダーがいなくなり、チームメンバーで課題を解決しようと協力し始めます。以前学んだことを見返したり、メンバー内で活発に議論したりして、自立した組織に成長します。
自分たちだけで課題を乗り越えて成果につながっ時に、学びが自分のものになり、経験値がアップします。

自分も、おそるおそる手を離したチームがあります。最初は不安でしたが、より成果が上がっているようで、本当に嬉しく思います。

4.さいごに

チームメンバーの間でリーダーへの依存が生まれる原因、チームとの関わり方について話してきました。個人的には、3が一番のポイントかもしれません。すっと抜ける時の気持ちは複雑ですが、メンバーを信頼して任せることが重要に感じます。

組織の育成に関しては、僕もまだ伸びしろだらけですが、聞いた話をひとつひとつ実践して成果につなげます。爆発的な成果を生む組織を作るために、今日も仲間と挑戦していきます!

今日はこの辺で。ありがとうございました。

僕も以前うまく抜けることで、育成できた経験があります。その時の内容は、こちらにまとめています。
https://note.com/masa_3939/n/n02a826cc712f

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