精神障害手帳取得3級取得
早いものでうつ状態と診断されて約1年が経過しました。基本的に家に引き籠ることが多かった一年でしたが、心身共に休んでいたために今春から遠くまでツーリングすることもできて、ある程度の活動量も増えてきたと思います。
精神障害手帳を取得するために
さて、うつ病など精神障害による初診日から半年経過しますと精神障碍者手帳を取得することができます。詳細についてはリンク先のホームページを参照して頂けたらと思いますが、ざっくり必要なものは以下の通りです。
申請書(申請時に最寄りの市役所、区役所の受付で取得できます)
診断書または、精神障害による障害年金を受給している場合はその証書の写しを用意する
本人の写真
上記の三点をお住まいの市区町村の障害者福祉課などの窓口で申請すると1~2か月程度の審査が行われ、認められると手帳が交付されます。また精神障害者保健福祉手帳は2年ごとに更新する必要があります。
ちなみに私は今回、精神障害者保健福祉手帳3級を交付されました。3級の概要は、以下の通りです。
精神障害手帳のメリット・デメリット
精神障害者保健福祉手帳のメリットとデメリットについて、わかりやすくお伝えします。
手帳を取得するメリットとしては、以下のようなものがあります。
所得税や住民税の控除
NHK放送受信料の減免(1級のみ)
自動車税や軽自動車税の控除(1級のみ)
新マル優制度(銀行)の利用
生活福祉資金の貸付
障害者職場適応訓練の実施
精神障害者向けの福祉サービスや支援策の利用
鉄道、バス、タクシーなどの運賃割引
公共施設の入場料などの割引
個人的には「鉄道、バス、タクシーなどの運賃割引」「公共施設の入場料などの割引」は結構メリットです。私の住んでいる街のバスや地下鉄がほぼ無料で乗り放題となります。また公営の体育館やプールも無料になります。いくら引きこもりがちな精神疾患者であっても外へ出る用事がありますし、やはり精神衛生を良好にするには運動も必要です。こういったサービスが無料で使えることは経済的な負担が減ることはもちろん、緩解に向けて必要な外出することへの障害が軽減されます。
手帳を取得するデメリットとしては、特にありませんが、注意点として以下のようなものがあります。
手帳を取得するためには、医師の診断書や意見書が必要で、申請手続きに時間がかかる場合がある
手帳を取得したからといって、すべてのサービスや支援策が受けられるわけではなく、条件や審査がある
手帳を取得したからといって、障害年金や生活保護などの給付金が受けられるわけではなく、別途申請や審査が必要である
障害手帳を持ち歩いたり、公共の場で提示する際に心理的抵抗がある
以上が、精神障害者保健福祉手帳3級の概要と取るメリットとデメリットについてです。
手帳を取得することの心の抵抗
実生活のデメリットで一番でかいのは「障害手帳を持ち歩いたり、公共の場で提示する際に心理的抵抗がある」ことでしょう。
やはり心理的にどうしても周囲にみられることへの「恥ずかしい」「ダサい」と感じてしまうことがあります。
しかし社会福祉は我々の権利でもあります。
権利を行使して自分の幸福追求することも大切です。一時の羞恥心が行動の妨げになるかもしれませんが、それが緩解に繋がるのであれば積極的に利用すべきでしょう。
参考URL::
1. works.litalico.jp
2. nanbyokeizai.net
3. mhlw.go.jp
4. sonoukeiko.com
5. shigoto4you.com
6.https://kokoro.ncnp.go.jp/support_certificate.php
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