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桃巌寺・名古屋大仏(愛知県名古屋市)

名古屋市内にある曹洞宗のお寺・桃巌寺。
末森城主であった織田信行が父・信秀の菩提を弔うために建立されたこのお寺でひっそりと鎮座する大仏、それが名古屋大仏です。

名古屋大仏を正面から撮影した画像。大きさと真緑色が威圧感がある像です。

本尊が10m、台座高さ5mと全長15mの大仏です。
これだけの大きさが街中に鎮座しているため、さぞ周囲から目立つ存在かと思いますが、周囲が塀や木々に囲まれているため、近くを通る大通りから拝むことができません。本当に街中に「ひっそり」鎮座しております。

お寺自体目立たないため思わず見逃してしまいますが、一応大通りに駐車場の看板がございます。この駐車場の看板を目印にすると良いかと思います。

桃巌寺駐車場の看板
桃巌寺入り口門。結構質素な造りになっております。
入り口門を抜けた先にある門。突き当りを左に進むと本堂。右に進むとご本尊があります。

本尊は青銅製で全身は鮮やかなグリーンで彩られ、目、唇、耳等には金箔が施されています。大仏像によくある蓮の台座ではなく、10頭の象が本尊を支える形となっています。この鮮やかなグリーンと10頭の象が取り囲むお姿を前にしますと、異様かつ独特の威圧感を受けます。

斜め側面からの本尊

なおこの本尊は仏師・長田晴山氏が制作しました。

本尊の向かい側に置かれている巨大な左手

本堂の中も自由に見学することができます。

本堂内の様子

なかでもひときわ目立つのがこの巨大な木魚です。

右上に「木魚に片手でふれるだけでも過去の罪障が消滅します」という張り紙があります。
私の罪障が消えるのならと、しっかり触れてきました(笑)。

直径1メートル。なんと日本一大きな木魚だそうです。このとても立派な木魚は樹齢100年のクスノキから作られています。
一体これをどう叩くのでしょうか。きっと大きなバチで振り下ろすように叩くのでしょう…非常に気になります(笑)。
また今回は拝見することができませんでしたが、珍しい「ねむり弁天」が年に2回公開されます。

正面に見上げると、見下ろされているようで少し怖いです。

地下鉄東山線・名城線「本山」駅下車。6番出口から南へ徒歩3分のところにあります。名古屋の隠れた観光名所です。ぜひお越しくださいませ。

住所:名古屋市千種区四谷通2丁目16
営業時間:年中9:00~17:00

参考URL:
「愛知県の公式観光ガイド」

「名古屋市ホームページ(千種区)」

「「大仏師 長田晴山」、「仏師 彫刻家 長田晴鳳」作者紹介」

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