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忘れること_100日チャレンジ(97日目)

数秒前にやろうと思ったことが、思い出せないことが多くなった気がしています。
最近はやりの”スマホ脳”なのか?ついにそのような年が近づいているのか?
などと考えていたところ、Web記事で見つけた一文に救われました。

脳が忘れるのは、「人生に必要がない」と脳が判断したから。

本文中にもありますが、年齢を重ねていくと、脳内の有効な神経回路にとっさに電気信号を送れるようになり、情報の取捨選択判断ができるそう。
研究論文ではありませんが、執筆者は脳科学者なので、こんな事例もあるのかな~と思いながら読み進めました。

読後に改めて、脳の機能などについて調べてみました。
人間の脳は約1000億個もの神経細胞がつながり合い、互いに電気信号を出したり、受けたりして情報交換を行います。
例えば、食べ物を食べて辛いと感じるのも、舌にある味蕾という細胞からの信号を脳が受け取った結果。足をぶつけて痛いと感じるのも、神経からの情報を脳が受け取ったからです。

ということは、私たちのカラダの中で、絶えず電気信号のやり取りが行われているということです。
そこで、脳細胞の発する電圧をはかれば、脳の働きを知ることができるのでは?ということで、脳波を測定する研究が行われています。よく耳にするレム睡眠、ノンレム睡眠も、眠っている時の脳波を計測した結果です。

脳波は大きく周波数で分類されています。
・デルタ波:ノンレム睡眠(熟睡状態)のときに検出
・シータ波:眠りが浅い時
・アルファ波:リラックスしているとき
・ベータ波:平常時に高い割合で検出される

実際には、様々な要素が加わることと、個人の特性もあるため、脳波の様子と、その人の活動とがかならずしも相関関係にある訳ではありません。
また、測定するときに頭皮に着ける脳波計の位置によっても値が異なるため、国際的に装着する電極の場所が決められています。

先に述べたとおり、からだの中では、絶えず電気信号によって情報がやり取りされています。
筋肉を動かすのも電気信号が発生するため、電圧が生まれます。そのため、脳波だけを測定することは難しいのですが、ノイズを除去したり、継続的な計測で手がかりを得ることができるのです。

脳波などで可視化できることが、良い面もあれば、良くない面もあります。
いずれにしても、物忘れではなく、個人として脳が学習を重ねて、「必要ない」と判断してくれていることを願うしかありません。







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