特別支援に関する大学での講座を受けて

今日の学び

・子供をとにかく見る!
できないことの背景には?
できることの背景には?
その可能性を仮説検討し突き詰めていく!
毎日のように個別の支援計画をもとに仮設検証を行うことが必要!
年度末や半期ごとに見るだけでは不十分。
毎日見るべきもの!

・生徒への指示について
生徒への指示が伝わっていない場合、聞き取れない生徒に矢印を向けるのではなく、自分自身の指示の仕方を振り返り改善の余地を探る!
簡潔に区切って、はっきりと声のトーンを上げる!
さらに視覚的な刺激を活用する!ただ、黒板周りの掲示物が多すぎると不注意につながってしまう。
都度生徒に理解しているのか、確認を実施する!
わかった?に対する『はい』の返事は聞こえただけで理解していない可能性がある。
復唱させるなどチェックの仕方にも工夫が必要!

・姿勢に関して
集中を維持する為の姿勢づくりとして、体の動きをとてられる(保持できる)力が必要!
そのために隙間時間を活用して体を支える動きなどを意図的に取り入れる!さらには眼球運動を活用した目と体の協応の練習も必要!

・アセスメント
子供のアセスメントは様々な角度(運動・勉強・家庭での様子・検査結果など)から情報収集し、整理分析する!子供の全体像を理解するプロセスを辿る!得手不得手を見つける!得意は指導上のきっかけ作りができる!
苦手は『つまずき』の背景のメカニズムがわかる!『つまずき』に対してどうしたらできるのか?
そういったことに気づいてあげると子供の安心につながる!
子供の困り感はどういった背景からきているのか?
背景を的確に把握できるように常に自己研鑽を繰り返して、学んだことを子供に汎化する。

・気持ちのコントロールが効かない子供への対処
抑制機能の低下と語彙の少なさなどの背景が考えられる。デジタル環境の普及により前頭葉の機能低下の影響は大きい。小さいうちから外遊びなど、目の動きにより良い影響が与えられ前頭葉が活性化するような活動の促進が重要。
言葉が少ない子供は自分の気持ちをうまく発信できない。相談や援助要求ができない。
教えて欲しいや手伝って欲しいなどの援助が求められる行動スキルの練習を実施して獲得させる。そのためには場面設定をして練習する。その場面設定の機会を設けるために通級という場を大いに活用することが望ましい。
通常級では物理的にも時間を確保するのは難しい。

通常級も大人数を抱える中で、個別最適化が求められている。大多数の中で個々を見るためには、特別支援の視点が必要不可欠な時代が来た。通常級、特支校等関係なく、子供の実態を把握する為の視点を磨かなければ教育は衰退していく。

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