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視覚的フィードバックの重要性

子供たちに対して口頭指示のみだと伝わらなかったり記憶に残らなかったりします。視覚化して伝えることで理解してもらいやすいということは往々にしてあると感じます。

私は通級指導で特性のある子供たちと接する中で指示が伝わらなかったり、記憶に残り辛いということがよくあります。

最近の指導ではホワイトボードを使って良かった点や改善してもらいたい点を伝えるようにしています。その示し方も長い文章にならないように矢印などの記号を活用しながら説明しています。そうすると生徒が毎回書いてくれるコメントの内容が視覚的にフィードバックしたことであることがとても多いです。逆にいうと口頭のみで一生懸命フィードバックしたとしても残っていないということも感じました。

気持ちの見える化

ホワイトボードでの助言や承認以外にも本人の気持ちや体調についても見える形にするようにしています。アンケートという形式です。体調や気分はオープンクエスチョンにすると答えづらいため、数値での回答やアンガーマネジメントを活用した温度計でイライラ度を表現してもらってます。そうすると自分の気持ちという見えないものを可視化することで本人も自身の気持ちを理解しやすかったり、今後同じような場面で自分の感情に気づけるように感情と言葉を統合する作業にもなります。自分の気持ちをキャッチすることが苦手なままだと誰かに不安やイライラを伝えることが難しいです。その結果、溜め込んでは爆発するという悪循環を繰り返されてしまいます。ストレスは適切に減らしていかないといけません。風船と同じで溜め込んでいるばかりでは破裂してしまいます。子供達にも爆発しないようにストレスを軽減することの大切さと気持ちをキャッチして、適切な形で表現できることの大切さを伝えたいと思います。

今後も、様々な視覚的なフィードバックの工夫により子供達の支援の幅を広げていきたいと思います!


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