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子供たちの発達に合わせた教育の必要性

心の発達の順序と時期が躓きの一つの要因となります。小学校低学年で枠組み(ルール)が身につきます。規則という外側の枠が作られていきます。小学校中学年からは自分のやりたいことが枠の内側に出てきます。外側の枠(規則)とやりたいこと(内側)との葛藤が起きます。しかし、発達障害児はこのような見えない内面の発達が他の子よりも遅れていることが多いです。小学校低学年から困り感は抱えているものの人目が気になりだしたり不登校のような問題に発展するのは中学年あたりからが多いです。多くが小学校低学年で形成する外側の枠組みが中学年から作られますので、周囲の子供達の葛藤が理解できず孤立感を覚えてしまうケースも少なくありません。人目が気になりだしてどんどん学校に行くことが億劫になり、さらには不登校になってしまう可能性が高いのです。

そういった発達の順序を知った先生方が接するのと全く知らずに接するのでは子供の特異な行動を目にした時の受け止め方が大きく変わるのではないでしょうか?子供たちに教科指導することはもちろん大切ですが、子供たちに教えるわけですから、子供たちの発達過程や脳機能に関すること、マイノリティーの視点など様々な知識や経験を持った先生が増えることで不登校の子供たちの数やそれによって二次障害に発展してしまうケースを減らせるのではないでしょうか?その結果日本の経済発展や治安維持、自己肯定感の向上、自殺数の減少など国全体の豊かさに繋がっていくのではないでしょうか?

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