見出し画像

ライフキネティックの有効性(特別支援教育)

記憶力を伸ばすパターン認識能力の向上

ライフキネティックでは、多くの指示とそれに対する動きを覚える必要があります。一つ一つの言葉と動作の結びつきを覚えるのは難しいですが、指示の内容や動作の法則性を見つける能力が高いと、覚えやすくなります。たとえば、『1=手を挙げる、2=手を右に出す、3=手を下に出す、4=手を左に出す』のような法則性を見つけることができます。自分が覚えやすいように解釈するために、こじつけでも構いません。物事の法則性を見つけることは、誰にとっても有効な能力です。

発達障害の子供たちは、抽象的な概念をイメージして整理して覚えるのが苦手なことが多いです。そのため、ライフキネティックのトレーニングを通じて、その能力を伸ばすことができる可能性があります。まだ子供たちに実践していないので、確証はありませんが、取り組んでみる価値はあると思います。

覚えることが苦手な子供達は覚えられる幅が広がり、できる喜びが勉強への意欲の高まりにつながるのではないでしょうか?『どうせできない』だったのが『できるかも!』と思えると意欲の喚起になります。勉強に限らず何かの法則を見つける力というのは過去の記憶から今ある情報とを結びつける力が必要なので、子供たちの創造性を育むと思います。

ライフキネティックによる認知機能強化と集中力向上の可能性

"脳のどの部位にアプローチするのか?"まで明確に理論があるライフキネティックにはトレーニングによって認知機能の強化も可能となるはずです。例えば言語を司る部位や計算を司る部位などです!また、学習を行う上で重要な集中力の向上も有効でしょう!発達障害で悩まれている方にはワーキングメモリー(短期記憶、作業記憶)の弱さが要因になっている方もいらっしゃると思います。短期記憶は注意のコントロールも相関関係にあると思われます。注意のコントロールにも有効なライフキネティックを行うことにより、ワーキングメモリーの向上にもつながるのではないでしょうか?

また、今後もライフキネティックの可能性について書いていきたいと思います!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?