ガラパゴス化したガラパゴス諸島に行ってみた!
日本人には聞き馴染みのある「ガラパゴス」
「ガラケー」から始まった「〇〇のガラパゴス化」という言葉。
まーつまり、環境が独特すぎて、一切他にはない発展をした。ということですね。
ということで、独自すぎるガラパゴス諸島に、ガラパゴス化した日本人の僕が行ってみました!
場所は、エクアドルの首都であるキトからおよそ1000km!!
独特な生態系になった理由として
・大陸から最低でも1000kmも離れている。
・火山によって島が隆起した島なので、大陸と陸続きになった歴史がない。
これらの理由で、大陸の生物とは全く違った進化をした、希少オブ希少な生態系を見れるという島なわけです。
もっと具体的に言うと、鳥や小動物が警戒すべき天敵の肉食動物が一切いないのです。
そうなると、人や他の動物から「逃げる」とか「怖い」という感情が全く不要となり、「人から逃げる」という考えを失われた生き物ばかり。
ガラパゴスに生息する彼ら生き物は、僕ら人間を驚くほど恐れないのです。
そんな、恐怖心を遺伝子レベルでスッぽ抜かれた奇想天外な生物の写真をお届けします!
今回は友人10数名でクルーズを貸切り。
このクルーズで3泊してガラパゴスの島を巡ります。
まず最初の島へ。
海に岩のように転がっているのが「ガラパゴスオットセイ」
wikipediaで調べると、「哺乳綱ネコ目(食肉目)アシカ科ミナミオットセイ属」という、「ネコ目」というジャンルがあるらしい。
どうりで表情がペットの様に可愛いわけだ。
これは遠くでのんびり泳いでいる母親を呼んでいる状況。
この写真を見ると、人(僕)から距離があるように見えるけど、もっと近づこうと思えばいくらでも近づける。というか余裕で触れる。全く逃げないから。
しかし、ガラパゴス諸島は、生物の生態系保全がめちゃめちゃ厳しく管理しているので、生物からは最低でも2メートルは距離を取るルールが徹底されている。
餌付けはもちろん禁止だし、立ちションのような人間の排泄物すら、生態系を壊す可能性があるので絶対に禁止。
どの島でも、人間が歩ける範囲は限定されているし、そもそもネイチャーガイドと一緒に歩かないといけないので、自由に歩くことも制限されている。
そんな徹底的な管理の元、動物たちは安心して、いや、安心しすぎてのんびり生活しているようです。
半身浴しながら、子供にお乳を与えています。
のんびり子育て。
お腹が空いたら、その辺を泳いでいる魚を食べて、またのんびり。
これって現代人よりも幸せなのでは???
このオットセイは僕らの周りを何度もウロウロしていて、毎回人間の僕らがぶつからないように避けるという状態。
お次は鳥だらけの島へ。
このような小型ボートに乗り換えて、着岸するのですが
島の入口には、この島の主人のように、オットセイが横たわってます。
入口の階段を完全に塞ぐガラパゴスオットセイ。
ネイチャーガイドが追い払おうとしますが、まじで全然避けない。
本当に恐怖心がないようです。
「なんだよ、うるせーな」とでも言いたげな表情。
なんとか鳥の島へ上陸。
写真ではわかりにくいですが、至る所に大きい鳥がたくさん。
どの鳥も、恐怖心がなさすぎて、通路にいる鳥が避けてくれません。
仕方ないので人間が避けながら進みます。
ガラパゴスペリカン
そして、ガラパゴスゾウガメ。
そもそも、「ガラパゴス」とは「ゾウガメの島々」という意味。
スペイン語で「galapago」という意味からきているらしいが、それぐらいカメを重要としているようです。
寿命は150年ほど!!
心拍数は1分間に2回という、驚異的なスロースピード。
動きも、かなりスロー。
ゆっくりが長生きの秘訣ですかね。
他にも、シュノーケリングをいろんなポイントでしたのですが、ガラパゴスペンギンとも泳ぎました。
残念ながら写真は取れませんでしたが、熱帯にいる唯一のペンギンや、水中でスイスイ泳ぐガラパゴスオットセイも迫力満点でした。
ガラパゴスへ行くなら、人生で一番若い今のうちに!!
ガラパゴスへ行った感想としては、30代を中心とした僕ら日本人はとても稀な存在でした。
ほとんどの他の観光客は
・アジア人は一度も見かけない。多分遠くて時間的お金的にも来にくい
・60代〜の仕事も子育てもひと段落したセミリタイアの人だらけ
・しかし、当然バリアフリーなんてないガタガタオフロードだらけ
・ガラパゴスへの生き方も、ガラパゴスでの滞在もかなり体力使う
という感じ。
南米のエクアドルにわりと近いアメリカ人ですら、白髪のお年寄りグループばかりでした。
アメリカ人でそうなのですから、日本人でガラパゴスに行けるというのは、働き盛りの会社員ではほぼ不可能。
だけど、かなり過酷な旅行なので、体力気力のある若いうちに行った方がいい。
そうなると
・ある程度の資産を若いうちに積み上げて旅行をするか
・世界中でどこでも仕事をできる状態にするか
という選択肢に絞られてくる。
そして実際、10数人集まった日本人の友人たちも、上記の2つのどちらかの人だった。
そして幸いにも、日本でも「リモートワーク」という、場所を選ばない働き方がようやく浸透してきた。
ハードルが低いのは当然ながら後者なので、ガラパゴスに行ってみたい!と感じたのならば、ぜひ実現できる働き方や生き方を目指してほしいと思います。
人生はあっという間。
「いつかやろう」と思って、気づいたら老後。
老後は老後で忙しい。
なにより気力体力がない。
行くなら今!
そんなことを、今回旅をしながら思いました。
ではまた!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?