エッセイ「「人は嘘なしでは生きられない/エドゥアルド・ジアネッティ著」(角川書店)を読んで」※全文掲載

 この本は、嘘に付いて考えていた時期に手にしました。面白いのなんのって。 「嘘はいけない」とは、親が子供にいう言葉ですが…命を救う嘘もあると知ったら、皆さんはどう考えるでしょう? 

 この本から二つご紹介します。

・「…。誤った答を排除するのは、真の疑問に向き合うよりもやさしい。…。合理性は手引きにはなるが、動機にはならない。」(P7)

・「…。重病や末期の病にあるとき、差し迫った死の可能性に負けて完全に降伏してしまう人は、事実上すでに死んでいる。しかし不利な証拠がいくらあろうと、自分は病気を克服できると、断固として揺るがない盲目的な確信をもちつづける人は、客観的な回復の可能性が大きくなるらしい。…」(P68)

どうでしょうか?

参考図書:拙書「たいよう十七」

#読書の秋2020

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