【読書録91】「森信三 運命をひらく365の金言」6月編
昨年の12月より毎朝、本書を手に取り、その日の分を読むことを日課としている。
はじめて半年強になるが、得るものは多い。
自分自身のアウトプットもかねて、備忘録的に、振り返って行くことにした。
毎月、特に印象に残ったものを取り上げていく。
今回は6月編。
6月8日 人間の修養
修養というと、非常に崇高なことの様に捉えてしまうが、自分の置かれた環境で、その時その時に、自分のなすべきことを正確に一つづつ行うことだとする。
平凡のような気がするが、それが難しいし、それが崇高なのだろう。
今の環境から逃げず、為すべき事をきっちりと手を抜かずにやっていく。
現在の私は、やりたいこと、為すべきことがたくさんある。これはある意味非常に恵まれた環境である。一つ一つ手を抜かずに成し遂げて行きたい。非常に勇気をもらった。
6月17日 逆境の心得
逆境にあって、じたばたせず、抜けがけの功名をせず、自分を他人と比較しないとする。
逆境のときには、こういう心境になってしまいがちなのだろうなと思う。痛いところをついてくる。心に余裕を持ちたい。
ではどうするか?
森先生は、
という。
自分を持つこと、逆境こそ自分を鍛えるチャンスだと思うこと。そうありたいものだ。
6月18日 好悪の感情を交えず
とする。さらに受け入れるのみならず、
と言う。
そうすることで、はじめて、真に絶対的態度に立つことができるとする。
人生を振り返ると色々とあった。善き家族に恵まれていることが一番の幸せだ。
劣等感にさいなまれることも多いが、今の自分はこれまでの事柄すべてが作ってきたと考えることが大切なんだなと思う。
それは、これからの出来事についてもそうである。
「天命」とする態度。それが自分を成長させる。逃げないことだ。
6月22日 人を大成せしめるもの
森先生が、よく引用する、ペスタロッチーの言葉から始まる。
苦しみの渦中にあるときにこの言葉を胸にしたい。
森先生は、自暴自棄になることを、人殺しと並ぶほどの罪悪と手厳しいが、人生は長いのだ。
苦しみに堪え、打ち超えること。自分というものを練り上げていくには必要である。
佐藤一斎の「春風接人 秋霜自粛」の精神で、人には優しく、自分には厳しく、自分を成長させるチャンスとしてやっていきたい。
6月24日 とにかく手をつける
仕事をする上で、大切な事として、
とする。
この「とにかく手をつける」ということ。非常に重要だと思う。やってみないと見えてこないことが多い。
「思うこと」と「やること」ここには、天地ほどの差がある。
Just do It !!
6月25日 拙速主義
「とにかく手をつける」の続きである。
とする。
そして、同時に最初から完璧目指さないとし、こう言う。
この、6月24日、25日の森先生の仕事の秘訣には、非常に共感する。
私の好きな言葉に、元スカイマーク会長の佐山氏がよく言う、「お正月のクリスマスツリー」というのがあるが、同義であろう。
スピード、タイミングが命なのである。
そして、この日の森先生の最後の言葉が最高である。
仕事の進め方も自己鍛錬。
どういう態度で仕事に臨むか。とても大切だ。
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