無題

 それぞれに言い訳がある様に、その行いに理由がある。
見方を変えれば悪にもなり、善にもなる。
何をもって裁くのか、裁かれるのか。
導かれるままに、歩むその先に幸せはあるのだろうか。
 法律に反する事は裁かれる対象となる。
明確に線引きがあるのなら、理解できる。
感情で動くものには、答えはない。
 救える感情は限りがある。
神に委ね、裁きを待つ。
地獄への入口に立つ足は、重たい。
繰り返される日常によって、足場は今にも崩れてしまいそうだった。
一歩を慎重に踏み出し、また一歩と前へ進む。
営みは待ってはくれない。
 誰かが祈る裏で、また誰かが祈っている。
競う様に神の言葉を待つ。
愛の先に行きつくのは命の果てなのだろうか。
愛することを辞めるのは、この身の存在を否定してしまう。
例え、届かなくて報われなくてもそれで良い。
愛するという行為に意味を持つ。
 言葉の数だけ思いがある。
思いの数だけ願いがある。
その中の一つでも、息吹を感じられれば証となる。
あなたを愛した証を残すように、生きています。
今を繋いで明日へ生きています。

#創作大賞2024 #オールカテゴリ部門

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