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そのとき主審は何を見てそう判断したのか? #21

皆さんこんにちは。家本です。

今回は先日行われたJ1リーグ 第2節の中から、「これってどうなの?」「なんで主審はそう判断したの?」と僕が気になった3つのシーンについて解説しようと思います。

【ケース1】 札幌 v 神戸戦 93分46秒のシーンについて

2月25日に行われたJ1リーグ 札幌 v 神戸戦の93分46秒に起きたシーンです。試合終了間際、右サイド奥でボールを受けた金子選手(札幌)は対峙する扇原選手(神戸)にドリブルで挑み、神戸のペナルティエリア内に侵入しました。扇原選手も金子選手に抜かれまいと、右手で距離を測りながら応対しました。ボールがゴールラインを超えるか、金子選手が扇原選手を抜き去るか、まさにギリギリのところで扇原選手に右手をかけられた金子選手はその場に倒れました。主審は、この扇原選手の行為を反則と判断し、札幌にPKを与えました。このシーンに対して多くの方が「どこがPKなんだよ!」「ダイブじゃないかよ!」と反応されたのではないでしょうか。まずはこのシーンについて解説します。

論点は何か?

1.なぜ主審はPKと判断したのか
2.PKは妥当な判断だったのか
3.なぜVARは介入しなかったのか

判定の難易度はどれくらいか?

難易度 ☆☆☆(5段階評価)

なぜ主審は「PK」と判断したのか?

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