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そのとき主審は何を見てそう判断したのか? #50

皆さん、こんにちは。家本です。
今回は、先日行われたJ1リーグ 第7節の中から「これってどうなの?」「なんで主審はそう判断したの?」と僕が気になったシーンについて解説します。

【ケース1】 C大阪 v 札幌戦 8分53秒のシーンについて

4月9日に行われたJ1リーグ C大阪 v 札幌戦の8分53秒に起きたシーンです。松田選手(C大阪)からリターンパスを受けたレオ選手(C大阪)は札幌が守るペナルティエリア内にドリブルで侵入しました。それを阻止しようと中村選手(札幌)が対応し、スライディングタックルを行った結果、ボールに触れたあとにレオ選手の右足にチャレンジしてしまいました。それによりレオ選手はその場に倒れたのですが、主審は笛を吹きませんでした。その後、VARが介入。主審はOFR(オン・フィールド・レビュー)の結果判定を変更し、C大阪にPKを与えました。このシーンに対して多くの方が「なんでPKなんだよ!」「オーバーリアクションじゃないかよ!」と反応されたのではないでしょうか。今回はこのシーンについて解説します。

論点は何か?

1.なぜ主審はノーファウルと判断したのか
2.なぜVARは介入したのか
3.なぜ懲戒罰はなかったのか

判定の難易度はどれくらいか?

難易度 ★★(5段階評価)

なぜ主審は「ノーファウル」と判断し、VARは「介入」したのか?

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