スタンドアロン問題<68/1000>
【ラジオ体操373日目】
『ニコチンレス生活94日目』
こんにちは。
携帯電話は繋がれば何でもいいと考え、価格を優先してきたけれど、当然必要となる機能的価値の品質が悪すぎて悩みが増えているコマリストです。
今日は『機能的価値はドングリの背比べ?』というテーマで書いていきたいと思います。
日本は、モノが溢れていて、モノ余り状態になっている。
こんなことをどこかで聞いたことがある人もいると思います。別の言い方では「モノよりコト」という言葉が流行ったのを覚えている人もいるかもしれません。
この「モノよりコト」という概念すらすでに古くて、2017年に博報堂が提唱した「トキ消費」というのが現代の主流になってきているみたいです。
#トキ消費の説明はしません
#ググってみて
これらは、機能によるモノの差別化が難しくなってきた各企業(というより広告会社)の都合によって作られた造語です。
つまり、機能的価値が保証されているのは当たり前になったという前提があってこそ成り立つんです。
今日は、機能的価値は満たしているのが当たり前と言われる現代においてこれを満たしていないサービスが当たり前に提供されていることに悩まされている昭和のおじさんのお話です。
住んでいるエリアによっても異なるので、特定のサービスを批判したいわけではないということだけはご了承下さい。
機能的価値とは
さて、冒頭の文章の中で「機能的価値」というワードを書きましたが、意味を知らない人にとっては何の話やねん!となっていると思います。
#分かりにくくて申し訳ない
モノの価値は3つに分類されると言われており、
①機能的価値
②情緒的価値
③自己表現的価値
この順番でピラミッド構造(①が最下層)になっていると言われています。
簡単に説明すると、
まず機能的価値は最低限必要な機能のことです。冷蔵庫なら「冷やす」、メガネなら「視力矯正」、携帯電話なら「繋がる」みたいなもののことですね。
次に情緒的価値について、これはそのモノがどんな世界観をもたらしてくれるかというもので、ブランドの中核と言われるものです。
デザインだったり、ブランド名だったり、ブランドが持つ歴史だったり、物語るストーリーだったりといった、手に取った人に高揚感だったり充足感だったりをもたらす価値のことです。
最後に自己表現的価値について、これは説明が難しいですが、自分のスタイルや価値観を表現するための手段としてそのブランドを使っている状態のことを指します。
ブランドそのものが持つ価値というよりは、持つ人が「自分を表現する」のに適しているのはこのブランドだよね!みたいな感じで選ばれているモノのことです。
分かりやすい例でいえば、サーファーがアロハを着ていたり、メキシカンな人がウエスタンハットをかぶっていたり、カラーギャングがチームカラーの服やチャームを身に付けていたり・・。
#逆にわかりにくいかも
自分をどう魅せたいか?という視点で選ばれているブランドだったりモノのことだというのが分かりやすいと思います。
重要なのは、これらが「ピラミッド構造」であるということです。
あくまで、最下層にある機能的価値が十分満たされていて、初めてその上の情緒的価値や自己表現的価値が機能する。
そして、日本で販売されている商品・サービスは機能的価値を満たしているものばかりだよね!ということを表現した言葉が、「モノよりコト」だったということ。
コマリストの悩み
さて、何を説明するために「価値」の説明をしてきたのかというと、私自身の悩み事を伝えるためなんです。
回りくどくて申し訳ないw
今、コマリストを悩ませているのは「スタンドアロン問題」です。
#横文字
#怒らないで
どんな問題かというと、スマホの電波が届かないという問題(笑)
思い出してください。機能的価値を満たしていない商品は日本にはほとんど存在しない”はず”なんです。
で、私が一昨年切り替えたのがR社の携帯キャリア。
#Y倉涼子さんで有名
使い始めて1年は、専用アプリで電話をかけなければいけないことと、その専用アプリのアップデートの度に固まるということ以外の問題はありませんでした。
#割と重大な問題かも
#イライラはしてました
で、さらなる問題が発生したのは昨年11月あたりからです。
このR社のキャリアは、独自回線網の対応エリアを拡大している最中だったので、しばらくの間KDDI社の回線を補助(というよりメイン)として使用していたんです。
もちろん、3大キャリアの一つであるKDDI回線網を使用する状態なので、携帯電話の機能的価値である「繋がる」という点において、全く不足がなかったんです。
#あの頃はよかった
ですが、2021年10月あたりからR社は何を考えたのか自社のコスト削減のためにKDDI社の回線網を使用するエリアを減らしていったんです。
人口あたりどの程度接続できるかという「カバー率」なる指標を使用しているということは知っていますが、サービス品質を下げる改悪行為を、使用者の許可を得ることなく断行した。
結果、どうなったかというと、私が住んでいる県の県庁所在地や市街地では建物内はもちろん、外でもほとんど繋がらない。
逆に市街地から少し離れたいわゆる”田舎”ではバッチリ繋がる!
という歪な状態に。。
仕事にならないから改善を求めてみるも、改善されるのは半年以上先になるとの回答が入るだけ。
幸いR社は解約に対する縛りを設けていないので、他社に切り替えれば済む話なんですが、携帯ショップは1~2時間平気で拘束されるので、なかなか行くこともできず・・。
ということで、2022年の日本においてスタンドアロン状態になっている時間が一日の半分近くを占めるというカオスな状態で日々を過ごしています。
現代社会において、機能的価値を満たしていない商品・サービスはリリースされない。というのは迷信です。
R社のキャリアはそんなに古いサービスじゃないんです。というより、自社のコスト削減のための改悪によって機能的価値を満たしていないキャリアに退化したんです。
詐欺にあった気分を抱え、スタンドアロンのストレスに悩みながら、近いうちにキャリア変更に行こうと思います。。
#単なるクレームです
機能的価値、皆さんが使用している商品はちゃんと満たしていますよね?
じゃ、またね!