魔法の間法<231/1000>

【ラジオ体操534日目】
『ニコチンレス生活255日目』

こんにちは。
人見知りだった頃の癖で、初めて話す人の前に立つと、お互いに静かになる瞬間が怖いと感じてしまうコマリストです。


今日は『空間を支配する間法』というテーマで書いていきたいと思います。


これまで、たくさんの「話のプロ」と呼ばれる方のプレゼンや演目を耳にしてきました。


これは、私自身が人前で話すのが苦手で、人見知りだったという過去を持っているので、努力でこれらを治すことに一生懸命になっていた時期のことを忘れないために意識的に取り入れている取組みです。


今日は、話上手な人と話下手をテクニックで埋めている人の決定的な違いについてのお話です。


人見知りであることにコンプレックスを抱き、長い期間をかけて改善に取り組んだ私自身とも共通する話でもあります。

話下手の特徴

画像1

最近、ちょくちょく学ばせて頂いている元ホストのYoutuberさんの話を聞いていて、あることに気づきました。


この方は、ビジネス系Youtuberさんで、Youtubeの収入ではなく実業で数百億単位の収益を上げているような人でもあります。
#夢のある話ではない
#努力家


自分自身が経験してきたことなどをYoutubeを通して発信しているので、非常に学びが多いチャンネルであり、私自身のアイデアのネタ元としても活用しています。
#ネタバラシ


つい最近、この方のチャンネル企画で「プレゼンの極意」というものがありました。


中身については、いつもながら学びの多い内容であったわけですが、私が注目したのは、この方が元々人見知りで話下手だったということ。
#共通点


元ホストなら、話が上手に違いないという先入観があると思いますが、実はそんなことは無いんです。
#めちゃめちゃ聞きやすい
#聞いていて楽しい


話下手でありながら、ホストとして働き、そこでトークを磨いて、その後にビジネスで大成を果たした。


この経歴からもわかるように、もともと話すのが得意だったわけではない。


企画的には圧倒的にプレゼンが上手い人がプレゼンの極意を語るという趣旨でしたが、この方の場合はテクニックで話下手を克服したタイプなんです。
#仲間


そして、このテクニックで話下手を克服したタイプの人に見られる”ある共通点”がモロに出ていました。


それは、「間を嫌う」という傾向があること。


私も含めて、人見知りの方の多くが、会話に中にある「間」を嫌い、恐れていることが多いです。


会社の上司や、同僚、そこまで仲がいいわけではない友人と同じ車に乗ったりすると、沈黙が怖くてマシンガントークを繰り広げてしまったり、音楽のボリュームをいつもより上げたりする。
#私のことです
#一人の時は音楽を切ってるのに


無意識かもしれないですが、思い当たる節があるという方も多いんじゃないでしょうか。


そして、この傾向を持っている人が、トーク術を磨き、インプットに加えて実践を通して様々な知識を習得するとどうなるか。


結論は、
聞き手が質問する隙を与えない、息をするのも忘れるほどのマシンガントークが展開される。


この話し方、話し上手な人や、話すことを生業にしている人とは大きく違うんです。

話し上手が活用する間法

画像2

お待たせしました。恐らくここまで読んでくれている人は、話下手の人の特徴よりも、話し上手な人が何をしているのかが気になっていると思います。


その答えは、
圧倒的に「間」の使い方が上手い

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想像してみて下さい。
目の前に広がる広大な砂漠のはるか先に、照り付ける太陽の下を、大量の積荷を背負ったラクダが行列を作り、地平線の向こうに向かって歩いていく。あれほどの積荷を、いったい誰が何のために運んでいくのか。

想像できましたか?
それでは、今皆さんの頭の中に浮かんだラクダは何頭だったでしょう?
ラクダの数は、今現在、皆さんが心の中に抱えている不安や葛藤の数を表していて、積荷の多さはそれぞれの不安の大きさを表しています。
砂漠の中にオアシスはありましたか?
これは・・・・。

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どうですか?
文章でも、間がないと考える余白が無いので、何度か戻って読み返したという人もいるんじゃないでしょうか。
#新聞って読みにくいよね
#しょうがないけど


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想像してみて下さい。




目の前に広がる広大な砂漠。




そのはるか向こうに、照り付ける太陽の下を歩くラクダが見えます。




いったい何頭いるのか。




重そうな積荷を背負ったラクダが列をなし、その行列は地平線の彼方まで続いています。

----以下略----+

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ほぼ、同じ内容ですが、「間」があった方が、情景をイメージしやすくて、スーッと入ってくる感じがあると思います。


文章ですら、これだけの違いがあるんです。
これが、トークだったらどうでしょう。


噺家さんや落語家さんといった話のプロはもちろん、伝説と言われている故スティーブ・ジョブズのスピーチやプレゼンでも、話している時間よりも話していない「間」の時間が多いことに気づかされます。


この「間」があることで、聞き手は自ら考え、腹堕ちさせたり、情景を想像したりすることが出来る。


まさに、魔法ではなく間法だと思います。
#オチは
#ただのダジャレ


相手に何かを伝えたいと思うのであれば、
本当に話し上手になりたいのであれば、


沈黙への恐れを払拭して、「間法」を活用できるようにトークを磨いてみて下さい。


何を話すのか、どう伝えるのかといった小手先のテクニックよりも、圧倒的に高い効果を得ることが出来ると思いますよ。

じゃ、またね!

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