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ゴルフから分かること

【ラジオ体操84日目】

こんにちは。
中学生時代に本気でゴルフにハマって、自室にはゴルフ関連雑誌が1,000冊以上並んでいたのに、高校進学の際にゴルフ部がある学校への進学を反対されたことをきっかけに20代後半まで辞めてしまったことを、今更後悔しているコマリストです。


今日は『目的と手段』というテーマで書いていきたいと思います。


冒頭にも書いた通り、中学生時代にゴルフの魅力に魅せられた私は、毎日500球近くの球を打ち、部屋に戻るとゴルフ雑誌を読み漁るゴルフオタクでした。


当然ですが、同世代にはゴルフをやっている友人はほとんどいなかったので、無理やり誘い込んだ3人の友人と毎日のように練習場へ行ったり、ショートコースへ行ったりしていました。


あれからかなりの期間が経過して、最近になってお誘いを受ける機会が増えてきたのですが、やっていない期間がありすぎてスコアが良くないのはもちろん、変更となったルールを覚えなおさないといけないという状態になっています。


先日、お誘いを頂いてラウンドをした社長から、スコアがボロボロな私に対して、本当に素敵な言葉を頂いたので、記憶しておくためにもここに記しておきたいなと思います。

ゴルフの魅力

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ゴルフには興味が無いという方も多いと思いますが、先日松山選手が世界4大大会の一つであるマスターズで優勝したことで、日本人初の快挙!というニュースを目にした方もいるかもしれません。
#松山選手おめでとうございます


やったことは無いけど、何となく知ってるし、日曜に中継やってるのを見たことあるけど盛り上がらないスポーツでしょ?
#紳士のスポーツ
#大声を出せない


そんなイメージの人もいるかもしれませんね。


ゴルフは、簡単に言うとティグラウンドといわれるスタート地点から止まったボールを飛ばして、各ホールに設置されているカップに入れるという単純なスポーツです。
#それくらい誰でも知ってるわ


というと、すごく簡単なスポーツに感じるかもしれませんが、これがなかなかに奥が深くて、面白いんです。


正直、かなり難しいですが、難しいからこそハマる人が多くて、小学生から80歳越えの高齢者まで幅広い世代に愛されています。


私が考えるゴルフの面白さは3つ。
❶力がある人が有利なスポーツではない
❷自然が相手なので、常に状況判断が求められる
❸プレー中に人間性がすごく出る


たくさん飛ぶ方が有利でしょ?と思う方もいると思いますが、ゴルフは女性であっても100m以上飛ばすことが可能であり、ほとんどのコースは300m~400m以内となっているので、飛距離よりも正確性のほうが重要です。


しかも、力を入れれば飛ぶというものでもないので、実際には腕力の有無はほとんど関係ない。むしろ飛距離に影響するのは身長と体重ですね。


そして、自然が相手であるという点については、無風で平坦な場所からならある程度の練習で打つことができるけれど、実際のコースにはそんな場所がほとんどありません。


常に何かしらの自然による障害が用意されていて、練習場通りのコンディションで打つことはできない上に、球の高さや曲げる方向などなど様々な技術を駆使してコントロールする必要があるので、戦略性が非常に高いのです。


そして、人間性。これは、一番の面白さだと思います。無理すれば届く距離を狙う人もいれば堅実に行く人もいる。10m以上のパットを力強く入れることもあれば、50cmのパットが届かないこともある。


メンタルと、日頃の行いが如実に出るスポーツなので、きっちり仕事をする人でも、ラウンドしてみると本性みたいなものが見えたりするんです。


で、先日ラウンドした社長から言われた一言は、この”人間性”に大きく関わる言葉だったのです。

S社長の言葉

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さて、先日一緒にラウンドさせて頂いたのは従業員80名程度の建設業を営むS社長。


業界的なこともあって、このS社長は年間で100回以上のラウンドをこなしているという強者です。


かなりの腕前だという事前情報にビビりながらも、せっかくのお誘いだったので、参加させて頂きました。


で、どんなラウンドだったのかというと、S社長はさすがの腕前で、私はとてもついていけるようなレベルではなかったんです。


とはいえ、迷惑をかけるわけにはいかないので、マナーだけはきっちり守りながら何とか付いていったわけですが、お昼ご飯を食べた後あたりで、S社長からこんな言葉をかけられます。


S『コマリスト君、ゴルフは楽しいか?』
コマ「楽しいですよ!スコアはついてきませんが。。」


S『スコアなんてどうでもいいんだ。ゴルフは、スポーツじゃないんだから
コマ「スポーツじゃないってどういうことですか?」


S『我々は、プロゴルファーじゃないし、競技者ではないだろ?』
コマ「もちろん違います」


S『経営者である我々が、ゴルフをどう捉えるのかというと、”コミュニケーションツール”として捉えればいいんだ』
コマ「なるほど。コミュニケーションツールですか。」


S社長は、ゴルフを通してどんな仕事をする人なのかということを見ているそうです。これは、先ほど書いたようにゴルフではものすごく人間性が表面化するという特性を理解しているから。


・スコアが悪い時にどんな反応をするのか
・うまくいった時にどんなリアクションをするのか
・人がプレーしている時にどんな対応をするのか


などなど、スコアそのものではなく、それ以外の所作などを中心に観察しながら、一緒に回る人の人間性を確認しているということです。


もちろん、ゴルフを楽しんでいないかというと、そんなことはありません。一緒に回っているときのS社長は、ボールの行き先に一喜一憂して、子供のようにはしゃいでいたんです。


また、自分のプレーだけではなく、同行者のプレーにも歓声を上げたり、プレッシャーをかけたりと、本当にゴルフと人が好きなんだなと思わせてくれるS社長とのラウンドは、本当に楽しかった。


ゴルフは、スポーツではない。コミュニケーションツールだ。


S社長のこの言葉は、本当に深くて、手段と目的を明確にしているからこその言葉なんだろうなということを実感させられました。

まとめ

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今日は『目的と手段』というテーマで、先日ゴルフのラウンドをご一緒させて頂いたS社長の言葉やそのプレースタイルからの学びについて書いてきました。


もちろん、ゴルフだけでなく、色んなスポーツで人間性を見ることができると思います。


ただ、ゴルフは早朝から始まって、ほぼ丸一日を”自然”という共通の敵を相手にしながら共に過ごした後に、一緒に風呂に浸かって終了となるので、本当に色んな部分を垣間見ることができると思います。


ラウンドでの出来事を、ネタにしながら楽しく仕事ができれば、仕事にも良い影響があると思いませんか。


自分のスコアアップを目指すのももちろん良いことだとは思いますが、スコア以外を見ている人もたくさんいるんだということを知っておくことで、共にラウンドする人との時間をもっと楽しめるかもしれません。


次のラウンド、楽しみになってきましたか?

じゃ、またね!

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