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解釈よりも事実を<247/1000>

【ラジオ体操550日目】
『ニコチンレス生活271日目』

こんばんは。
粗探しをやめて、話を素直に聞くように意識していると、粗探しする人との会話に疲れてしまうコマリストです。


今日は『前進しない議論』というテーマで書いていきたいと思います。


ここ数ヶ月、Nさんに弟子入りして、膨大なインプットとアウトプットが必要な講座を受講しています。


その講座には20名弱のメンバーが参加していて、ほぼ全員が実業家。


そんなメンバーで、Nさんから課される様々な課題をこなしつつ、講義当日は熱い議論を交わします。


皆さん、本当に優秀なので、自分の考えをしっかりと持って、堂々と意見を述べられるわけですが・・。
#私は
#おバカさん


今日は、限られた時間でアウトプットするためには、解釈と事実をブレンドしない方がいいというお話です。


なかなか前進しない議論に参加させられた時、少し意識すると前に進むキッカケになるかもしれません。

前進しない議論

昨日、6回目の講義を受講してきました。


この講義は、会社を退職してからの4年間、ずっとモヤモヤし続けてきた自分に別れを告げるためのもの。


キッカケはサポートさせて頂いている会社さんからの依頼に、120%応えるために飛び込んだ学びの会でした。


そこで講師を務めていたNさんに、弟子入りを直談判した所からスタートしたこの講座。


私からの依頼を聞いて、全国各地に同じ思いの方がいるかもしれないと、Nさんが声をかけました。


そうして集まったのが約20名の同志
#安くないのに
#人徳


そして、そのメンバーに対して、サンマルクや牛角を育てたといわれる会社で使われていたノウハウやマインドを叩き込むための講座が立ち上がりました。


茨の道になるけど、ほんとに大丈夫?


メンバーを集めた初回のプレ講義の時に、こう切り出したNさん。


それでも、その時に参加していた全員が講義への参加を決めました
#みんなM
#本気なんです


そんないわゆる”意識高い系”の人ばかりが集まっているので、グループディスカッションをしようものなら話が止まりません。


イメージとしては、全国の学校で生徒会長をやるような人ばかりがひとつのクラスに集まっている感じ笑


一人一人が自分の仕事にプライドを持ち、人生に信念を持ち、芯がしっかりしているメンバー。
#と思ってます


けれど、だからこそ、議論をしても全く前に進みません。
#キャラが強い


時間を決めても時間内に話が終わらない。


けれど、間違いなく全員が優秀なんです。
#私は別です


優秀なメンバーが集まっているのに、決められた時間内に決められた議論も完遂できない。


この原因は、一体何なのか。

優秀だからこそ

会社の会議でも意外と目にすることが多い堂々巡り。


皆さんの会社の会議はどうでしょう。


私も会社に所属していた頃には、たくさんの会議が存在していました。


あまりにも多いので、どの会議がどんな目的でどんなメンバーが集まる必要があるのかということを整理して、会議体の管理が必要なレベル


まだやってるのかなぁ笑


けれど、会議体とは名ばかりで、情報共有だけのために数時間を要するものもありました。
#結構多いのかも
#大企業あるある


数十名~数百名の組織のトップが集まって、何時間も話し合っても何一つ決まらず終わる会議をたくさん見てきました。


あの頃は、優秀な人が沢山集まって、何をやってるんだろうと不思議な感覚がありました。


けれど、今なら分かる、優秀だからこそ議論が前進しない理由があったんです。


その理由とは、
事実と解釈が議論の中に混ざっているから。


これは、昨日の講義の中で、実際にあった話です。


自社の商流を可視化して整理する収益ロジックツリーを用いて、各自の会社の本質的課題と解決策を話した上でフィードバックを受けるというグループディスカッション。


1人3分の持ち時間で本人がプレゼンした後に、数人からフィードバックをもらう。


これを1グループ4人で回すために、20分の時間が用意されましたが、私のグループでは2人しか終わりませんでした
#半分だけ


本当に不甲斐ない結果だったわけですが、どうしてこんなことになったのか、冷静に考えながら、メンバーの発言を冷静に振り返ってみました。


見えてきたのは、
〇〇という話が出て来ていたので、そういった場合、××××という状況になっていることが想定されます


という発言から、議論がスタートするという問題。


これ、何が問題なのか分かりますか?


この発言が問題なのは、フィードバックをする側が『勝手な解釈』を付け加えているということです。


この発言の後には、フィードバックを伝える人の考えや具体的なアドバイスが続くことになるわけです。


けれどこれを受けた発表者は、
××××という状況になる前に手を打ったけど期待できるような効果が得られなかった。


こんな感じで、フィードバックを伝えた人の『解釈』を否定する返答になる。
#否定しなくてもいいのに
#素直とは


こんなやり取りが何度も何度も繰り返されるので、そりゃ議論は前に進みません。


議論とは、解釈ではなく事実のみをベースにして進められなければならない


どれだけ解釈が正しくても、それは議論の場に持ち込んではならない。


たまに、コンサルタントみたいな人が、個人の解釈をクライアントに伝えて、「何でそんなことまで分かるんですか?」と言われているシーンを見かけます。


これ、マジで何の意味もないです。


自己満足でしかないし、そもそもこの人の仕事は占い師でもマジシャンでもない。


解釈など不要で、クライアントから事実を引き出す質問を投げれば良い


議論はもちろん、ビジネス全般において、正しい解釈ができる人よりも、事実を正しく扱えることの方が価値が高いと思います。


普段、勝手な解釈(妄想)ばかりしてしまっていませんか?


1度振り返ってみてください。

じゃ、またね!

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