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治安の源泉<257/1000>

【ラジオ体操560日目】
『ニコチンレス生活281日目』

こんにちは。
マンションやアパートのような集合住宅では近所さんとの付き合いも、地域の付き合いも少ないのに、持ち家になると参加を求められることに違和感を感じているコマリストです。


今日は『昔ながらの慣習とコミュニティ形成の土台』というテーマで書いていきたいと思います。


日本は治安が良い国だ。


これは、諸外国の皆さんが口を揃えて言う台詞であり、日本の良いところだと思います。


とはいえ、これはあくまで外から見た良さであって、実態としては確実に人付き合いは希薄化しているように感じます。


私が子供の頃は、目の前の道を走ってきたトラック運転手に手を振って、乗せてもらったり、近所のおばぁちゃんの家に何日も入り浸ったりというのが普通のことでした。
#良い人ばっかりだったな
#鮮明な記憶


当時は携帯もない時代なので、親としては心配していたのかもしれません笑


今ではこんなこと考えられないという人の方が多数派ですよね。。


今日は、面倒だけど残っている昔ながらの慣習があるからこそ、地域コミュニティは残っているのかもしれないというお話です。


地方に残っている慣習って面倒だなと思っている人にこそ一度考えてみてほしい内容です。

治安の良さを作るのは

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ゴミ当番に消防、体育推進委員、子供会、老人会などなど、地方には昔ながらの慣習として、色んな役割が用意されています。


要領の良さみたいなものに重きが置かれる現代社会では、こういった役割はどちらかと言えば”やりたくないもの”として扱われることが多いと思います。


かくいう私も、断れるのであれば断ってしまいたいというのが本音。


実家に帰った時に、”そろそろ消防をやらなきゃいけないから帰ってこい”なんてことを言われると、面倒だから帰りたくないなと思ってしまいます。
#長男坊
#いつかは帰るはず


若い世代の多くが、こういった面倒なものを”辞めてしまえばいいのに”なんて考えている中で、『あるのが当たり前』と思っている世代がいるから、廃止されることなく残っているんだろうなと思います。


では、こういった”面倒なもの”には何の意味もないのか?
#価値がないなら
#やりたくない


これについて、今朝たまたまメンターと話をする時間があったので、「ゴミ出し」をテーマにして話をしてみました。


コマ
『どうして集合住宅にはゴミ当番がないのに、持ち家の人にはゴミ当番があるんだろう?』


こまさん
「1つのゴミステーションをカバーしている持ち家の世帯数が多いから、ゴミ当番が無かったらゴミで溢れてしまうからじゃないかな。」


コマ
『集合住宅だって、100世帯以上入居しているようなものはザラにあるし、当番がいなくてもゴミで溢れるようなことにはなってないよね。』


こまさん
「確かに集合住宅に住んでると当番が無くても汚れていないし、当番がないのはありがたいかもしれない。」


コマ
『あ、けど、当番があるから近所の人の顔を見て話をする機会があるのかも。』


こまさん
「確かに、集合住宅だと一切顔を見たことがないご近所さんがたくさんいるかも」


会話としてはこんな感じ。


朝から何の話をしてんだ!って感じですが、ゴミ当番がコミュニティ形成装置として機能しているとしたら、面白いと思いませんか?


こういった古くからの慣習があるからこそ、狭い地域に比較的強固なコミュニティが形成され、治安の良さを作っていくのかもしれない。


だからこそ、これらの面倒な慣習に価値を見出せていない世代でコミュニケーションレスが生まれ、治安の良さが失われて行っているのかもしれません。
#仮説です

無くすのは簡単だけど

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さて、ここまで私とメンターの世間話から生まれたコミュニティ形成装置としての慣習という仮説について書いてきました。


実際、マンションやアパートのような集合住宅を渡り歩いていると、どうせ数年間しか住まないから、近所の方との接点は要らないと考えてしまうので、会話をすることがありません。
#実際に
#ほとんど話さない


もしも、持ち家として長いこと暮らしていく地域が、近所付き合いが全くない状態だったとしたら暮らしやすい環境だと言えるか


もしかすると、誰ともコミュニケーションを取らずに生きていく方が過ごしやすいと考える人もいるのかもしれません。


ですが、少なくとも私は自分の子供が自由に遊びに行っても心配が要らないようなところで暮らす方が過ごしやすい。


町に生まれた子供たちを町の皆で、見守っているような温かさがある町


私がおばぁちゃん子だったからなのか、昭和では当たり前だったこんな状態が減少傾向にあることは少し寂しいと感じてしまいます。


今回話題として挙げた、ゴミ当番だけでなく消防、体育推進委員、子供会、老人会、PTAなどの一般的に面倒だと感じる人が多いものを、思い切ってやめてしまうという選択もあると思います。


正直、辞めてしまうのは簡単だと思います。
#役員が声を上げればいい
#世代交代


ですが、これらを辞めた先に、子供たちが安心して一人で遊びに行けないような地域が出来上がるんだとしたら、ちょっと考え物だなと思います。


辞めるのは簡単だけど、辞めることで何を失うのか。どんな未来が待っているのかということについて、しっかり考えることの重要性を忘れてはいけない。
#それでも
#やりたくはないけど


日本中が、本当に安心して暮らせる治安の良さを取り戻す日が来ることを夢見ていまーす。

じゃ、またね!

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