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負け面

【ラジオ体操64日目】

こんにちは。
稀代の負けず嫌いという自負があり、いざ負けてしまった時には言い訳を考えだす天才に変貌するコマリストです。


今日は『漫画から学ぶプロフェッショナル』というテーマで書いていきたいと思います。


世の中にはプロ○○、○○のプロと言われる仕事をされている方が大勢いらっしゃいます。


一般人の私のイメージとしては、プロは一般人に負けることは無いものであるというイメージがありますが、やはり人間なので負けてしまうということはありますよね。


そんなプロの世界の中でも、”運”という要素がそれなりに必要となる勝負師の世界において、プロとはこうあるものだということを描いている漫画があります。


高校生時代に出会って、大人になった今でも読み返すことのあるこの本のタイトルは『天牌』です。麻雀漫画であり、あまり好きではない方もいるかもしれませんが、プロ論を学ぶ漫画の中で、この本を超えるものに私は出会ったことがありません。


そんな天牌の中でも、私の記憶に強く残り、自分の言葉であるかのように語っているものがあるので、紹介したいと思います。

51勝49敗

この天牌という漫画にはたくさんのキャラクターが出てくるのですが、その中でも私が”かっこいいな”と思うのは『黒沢』という人物です。


この黒沢は、麻雀職人の異名を持ち、漫画の主人公である沖本瞬の師匠的な存在にあたる人物なんですが、この人が語る言葉が学びの宝庫なんです。


黒沢氏曰く、
『勝負の差なんて常に51対49にすぎない』
『この2つの差があるから俺は麻雀で食っていける』


はい。キュンとしましたね。
この漫画の中では、黒沢氏は自他ともに認める麻雀界のレジェンドのような役割です。


そんな彼が、”俺も49は負けることがある”ということを堂々と語っているこのシーンからは、プロとして重要な姿勢を学ぶことができます。


単なる負けず嫌いの小物である私は、1回でも負けることが嫌で、負けを認めることがなかなかできないわけですが、超一流でありながら負けることが当たり前であることを認めているというこの言葉には、”本物”のプロフェッショナルを感じざるを得ません。


そして、このセリフを補足するかのように、彼をよく知る人物が語るんです。『黒沢さんほど負け面のいい方を知りません。私の目から見てもプロ中のプロということが分かります』


そう。黒沢氏は、負けた時に一切の言い訳をしないんです。作中では、4,000万の負けを喫した際に、その集中力を削いでしまった原因の本人に対してこんな言葉をかけます。

『お前らが何かを学んだのなら、今日の負けなんてお安いもんだ』


はぁ。。キュン死ですね。
公私において、このようなプロ意識を身に着けられるようになりたいと日々願うばかりであります。

言い訳してしまう理由

さて、私は”負け面”が良くない小物なわけですが、そんな私が言い訳をしてしまう理由は何なのか?ということについて考えてみました。


・体調が悪かった
・練習不足だった
・運が悪かった
・たまたま調子が出なかった


などなど、スポーツでも勝負事でも仕事でも、言い訳なんてしようと思えばいくらでも考え付いてしまうものです。
#なんせ言い訳の天才だから


この言い訳をすることで自分自身がどんなメリットを受けることができているのか?


それは、正当化することによる『自己防衛』だと思います。つまり、負けてしまったり、失敗してしまったり、思うような結果が出せなかったりした時に、ダメな自分を認めたくないという気持ち。


結局、どんな言い訳をしたところで、その言い訳は自分を守りたいだけなんだな。。
#だせーなー


どうせなら、黒沢氏ばりの”いい負け面”を身に付けて、勝者を称賛したり、結果を受け入れてさっさと前に向けて進んだりした方がかっこいい。


そして、そんな人間こそ、本当の意味で”優しい人間”だなとあらためて感じています。

まとめ

今日は『漫画から学ぶプロフェッショナル』というテーマで、私の大好きな漫画「天牌」に出てくるレジェンド黒沢氏から学ぶプロとしての姿勢について書いてきました。


この漫画は、最近あまり思い出すことが無かった作品です。なので、最近の学びではないけれど、このタイミングで思い出したということには何か意味があるんじゃないかと思っています。


せっかく思い出したからには、この黒沢氏のプロ論をしっかり胸に刻んで、堂々と負けることができる男になろうと決めました。


そんな決意を込めてnoteに残しておきたいと思ったわけです。


この漫画のように、私が目標としている『優しい人間』のヒントを得られるような作品は、本当にたくさん存在しています。


ましてや、アニメや漫画から学ぶことの重要性を自覚している私にとって、これらの作品は立派なビジネス書です。
#ビジネス書以上かも


今回のように、たまたま思い出した昔読んでいた作品から私が学んだ事シリーズも、書いていきたいなと思っていますので、興味があったらまた読んでみて下さいね。

じゃ、またね!

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