スピード狂
【ラジオ体操142日目】
こんにちは。
中途半端な完成度のものをリリースすることができない完璧主義者という性質を持っているので、実際にリリースするまでにものすごく時間がかかってしまうコマリストです。
今日は『スピードこそ最強』というテーマで書いていきたいと思います。
完璧な商品・サービスってどんなものだと思いますか?
全ての人の欲求を満たし、満足度が100%で、価格が安くて、、、
はい。こんな商品が世の中に存在すると思いますか?
もしかしたらあるのかもしれません。
けれど、少なくとも私はそんな商品・サービスを知らないし、おそらくそんな商品・サービスがあったとしたら、めちゃめちゃ胡散臭いと思うんです。
今日は、私自身の経験を踏まえて、”何が”一番重要なのか。ということについて、noteに残しておこうと思っています。
完璧な商品・サービス
完璧な商品・サービスが存在したとして、その商品の紹介ページやコマーシャルを想像してみて下さい。
この商品は、すべての皆様に満足いただけることをお約束します!
効果は100%!〇〇の専門家も、その効果を証明しています。
国内〇〇ランキング10年連続No.1!
女優の〇〇さんも長年愛用して、その効果を実感しています。
開発に✖✖万円もかかったこの商品を、今なら90%OFFでご提供!!
ちょっと大げさですねwこんな感じでしょうか。
ね?なんだか気持ち悪いと思いませんか?こんなものを素直に信じられる人は少ないですよね。
でもね、この言葉の全てが真実だった場合、こんな商品・サービスを作るために、製作者がどれだけの時間と労力とお金を費やしたのかと考えてみると、それはすごい大量だと思います。
もちろん、こんなに誇張しなくてもシンプルなメッセージで効果を訴えることはできると思います。
その場合でも、今は90%以上の人がスマホを持っていて、レビューだったり、紹介ページだったりを調べると思います。
そこで具体的な情報が出てこなければ、購入しないし、調べた結果、なんとも胡散臭い情報がたくさん並んでいたら、同じく購入しないでしょう。
完璧な商品やサービスを作り上げるために大量の資産を投じた生産者。決して悪いことではないと思いますが、この商品が売れなければ費やしたその努力は無駄になってしまいます。
何が問題だったのか。
売り方、見せ方、伝え方、販売チャネルなどなど、改善点はたくさんあると思います。
でもね、一番の問題は”開発に時間をかけすぎたこと”だと思うんです。
スピードこそが最強
完璧な商品やサービス。
これが存在しない理由はいくつかありますが、一番わかりやすいのは『全ての人が同じ欲求を持っていない』ということ。
つまり、どれだけ時間をかけても、結局は特定の誰かにとって完璧になるだけなんです。
この視点で考えたときに、完璧な商品だなと思うのは”スマートフォン”です。
本体だけでは電話の機能しか有しておらず、アプリをインストールして必要な機能を後から追加していく。
同じ機種でも、全く機能が異なる製品にカスタマイズされていくので、『購入者が自分に100%マッチするものを追加して完成させる』
結果的には全ての人にマッチする商品に仕上がるということですね。
この時、スマートフォンのメーカーは、使用者一人一人の個性や好み、嗜好を細かく調査して、ここにマッチしたものを作るために時間をかけて、、、
なんてことをしていないというのは、容易に想像できますよね。彼らは、必要最小限の投資をして、短期間に次々と新しい端末を送り出す。あとは、世界中にいるアプリ開発者とユーザにお任せしてしまう。
つまり、スピードを最優先にしているということです。
スピードが大切な場面
商品・サービスを扱っていないから自分には関係ないと思った皆さん!
これは商品やサービスに限った話ではなく、どんなシーンにおいても重要な考え方だと思っています。
私の最近のケースを例にします。
何人もの協力を得て、あるプロジェクトを進めていた時のこと。いよいよ3日後に本番を控えたタイミングで、感染症の影響で開催方法の変更を余儀なくされました。
結果的には別の方法を模索し、当日を無事に終えることができたのですが、その前段階で”あること”をしたんです。
それは、関係者(協力者)への謝罪。計画通りの開催ができないということが分かった当日、すぐに連絡を入れて翌日の午前中にアポイントを入れました。
そして、経緯と理由を全て説明し、謝罪の品をお渡しして、とにかく謝罪。
これは開催方法変更の決定から24時間以内の出来事です。
もちろん、しょうがないことだという前提もありますが、先方は丁寧に謝罪と説明に来てくれた我々に、好意を持ってくれて、協力できることは何でもするとまでおっしゃってくれました。
迷惑をかけたにも関わらずです。
もしも、この時に自分たちがバタバタしているからという理由で、メールや電話だけで謝罪を済ませていたら、こんなありがたい言葉は頂けなかったと思います。
”しょうがないですね”と言いながらも、今後は協力しないと思われたんじゃないかなと思っています。
丁寧な対応は当たり前として、とにかくスピーディーに動いたことが結果を変えたケースです。
こういったケースは、日常にもありふれていると思うんです。
謝罪、感謝、依頼、交渉、、などなど人と人が関わる全ての場面で、スピードが重要であり、早ければ早いほど、結果を良い方向に変える力が働きます。
ビジネスでも、日常でも、人が関わる場面では、クオリティや完成度を追求するよりも、まずは動く。スピードではだれにも負けない。
これを徹底できれば、想像以上の成果を得ることができると思います。
完璧なんてできっこない。
唯一できるのは、誰よりも早く実行することだけ。
このメッセージは自称完璧主義者の自分自身に言い聞かせているものです。何においても時間をかけてしまうという人は、意識してみて下さい。
じゃ、またね!
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