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少子化と不便益<616/1000>

【ラジオ体操917日目】
【ニコチンレス生活638日目】
【ボイストレーニング21日目】

こんにちは。
一見無関係だと思われるような出来事が最終的な結果に大きな影響を与えるということはよくあることですが、その関係性を数値化できないことが原因で、”単なるこじつけ”だと言われて無視されている事実にショックを隠せないコマリストです。


あなたは”バタフライエフェクト”という言葉を知っているでしょうか。


もともとは、アメリカの気象学者が講演会で話した「ブラジルの1匹の蝶の羽ばたきがテキサスで竜巻を引き起こすか?」という言葉が由来になっているもので、”ほんの些細な出来事でも、やがて大きな変化につながるかもしれないという、予測困難性”を表す言葉です。


日本にも似て非なることわざとして、『風が吹けば桶屋が儲かる』というものがありますが、この言葉は”一見すると無関係なものが、意外なところに影響を及ぼす”という意味なので、使われ方としては違うらしいです。
#同じだと思ってた
#一つ賢くなったね


日本では、少子化が大きな社会問題として認識されていて、経済発展において大きな足かせとなっていると言われています。


これって、本当なんでしょうか・・?
そもそも、経済成長が止まってから30年以上が経過していますが、人口が減少フェーズに入ったのは2009年からなので、14年しか経過していないはず。
#人口オーナス期
#90年代から


とすると、経済が成長していないのは別の原因があって、人口さえ増えてくれれば、GDP的にはごまかせるんだけど、人口減るからごまかせなくなったっていうのが本音な気がする・・。
#知らんけど


まぁ、こんな憶測には何の意味もないので、経済の成長がどうとか国がどうとか言ってないで、自分自身を磨いて成長させ続けることで、提供価値をあげていくしかないんだけどね。
#不景気でも
#最高益を更新している企業も人もいる


最強のコミュニティ

あそこの奥さん○○らしいよ~!

さて、経済のことは詳しくないので、私が書くことに何の価値もありません。そんなことよりも、私がふと感じていることがあります。


そもそも少子化って何で起こってるんだろう?
子ども好きな人の数が減ったわけでもないだろうし、戦後と比べたら社会保障は比べ物にならないくらい充実しているはずなのに。
#保障が薄いとか言っているけど
#確実に厚みを増してる


で、私自身の幼少期に思いを馳せてみると、思い当たるものがあります。


私が生まれ育った地域が田舎だったからというのもあると思いますが、特に祖母の世代の皆さんはローカルの強い繋がり(ネットワーク)を持っていて、どこの家にどんな人が住んでいてどんな人と結婚して、どこに勤めていて・・・などの情報を共有していました。


当然ですが、これだけ互いにツーカーの状態なので、地域に生まれた子供たちは、自由に互いの家を行き来して、お菓子をもらったり、遊んでもらったり、泊まらせてもらったりということを当たり前のようにしていた。
#今では
#見られない光景


では、私の両親世代はどうかというと、ここまでの強いつながりはなく、互いのこともそこまで詳しく知りません。


こうなると、当然ですが、知らない人に子供を預けるなんて危険だ!という考えになるので、近所の人に子供を見ていてもらうなんてことも無くなります。


つまり、基本的には両親”だけ”で責任を持って子どもを育てなければならない

便利が正義とは限らない!

検索、検索~♪

かつては子供は地域の宝と言われ、地域住民が皆で子供を育てていくということが当たり前だったから、困った時に遠慮なく互いを頼ることができた。


この違いは大きいと思う。
現代は、子育てに困ったら、相談できるのは親族か公的な窓口かの二択。
30年前は、隣近所の誰でも手を差しのべてくれるので、困るということ自体が少なかった
#有難迷惑なことも
#あったとは思うけど


では、この違いを生んだのは何か。


冒頭の風が吹けば・・的な話ではありますが、個人的には携帯電話とインターネットの普及が地域コミュニティを破壊したと思っています。
#あくまで
#私見です


私の祖母を含む地域の高齢者ネットワーク(情報交換)は、昔ながらの井戸端会議でなされていました。


仲の良い友人の自宅付近(家の中ではないというのが肝)で互いの近況などを話していると、通りかかった近所の人がその輪に加わる。


こうやってドンドン人数が増えて、数人が輪になって互いに持っている情報を交換し合う。


結果、地域の繋がりは強固なものとなり、地域外の人が来ればすぐに分かるという状態が発生するので、犯罪も発生しづらくなる。
#地域の目
#最強のセキュリティ


ところが、インターネットが登場したことで、分からないことはネットに聞くという状態となり、遠く離れた場所で起きている凄惨な事件の情報を、身近で起きているかのような感覚で入手するようになる。
#アレルギーの情報とかも
#コミュニケーションの阻害要因


さらに、携帯の登場によって一人ひとりが直接連絡を取れるのが当たり前となったため、高齢者であっても自宅から友人に電話して話をするので、出かけることが無くなって不健康となり、井戸端会議が発生しづらくなったことで予定外の情報交換がなされなくなった
#近所の人の出入り
#知らない


こうして、我が家のことは我が家で責任を取らなければならない
という状況が発生したため、かつては『こんなに助けてもらえるなんて!子育てって案外大変じゃないんだ』だったものが、『子育てって本当に大変!一人でもこんなにしんどいのに2人目なんて・・・』となってしまうんじゃないか?
#当たり前だと思いますか


携帯やインターネットが無い時代は、まさに不便益が地域コミュニティを強固にしていたため、子育てに優しい状態が自然に形成されていた。
#不便益の便益
#便利が正義ではない


2023年に携帯も持たず、インターネットも使用していないという人はほぼ0なんだと思うし、私自身がこの記事をインターネットを経由して公開しているので、無くてはならないインフラであることは間違いありません。
#感謝しかない


だけど、これらが少子化を生み出し、私達自身の暮らしを脅かしているんだとしたら・・・?


以上。本当にあった怖い話でした笑

じゃ、またね~!

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