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【コラム】僕を手玉に取るには

僕にとって「応援したい」という風に感じる瞬間は「勇気を見た瞬間」か「不安になった瞬間」なんだと思う。

また「応援したい」という気持ちは等しく「好きになる」気持ちでもあると思う。

勇気を見た瞬間

"勇気を見た瞬間"って、何?って思うかもしれない。
「絶対にできない」「怖い」「逃げたい」、「でも頑張るんだ」「逃げない」と一歩踏み出す時だと思う。

是非YouTubeか何かで「勇者ウメザワ」「梅澤美波 富士急」などと調べるとわかりやすい動画なりが出てくると思うので、見て欲しい。

怖いものに立ち向かったり、出来ないかも分からないものにぶつかっていく姿を見ると「頑張った頑張った」って頭をポンポンして、ギュッと抱きしめてあげたくなる。

あるいは自分がその立場だったらと考え、他の人と違うことする瞬間に強烈に心が揺さぶられる。

一種の性欲みたいなものかもしれないが、「人が追い込まれてるのが好き」とか「虐めてあげたい」とかはマジで思わないので、なんか勇気に感動してると自分では思っている。まぁでもそれくらいに心がざわめく。

不安になった瞬間

不安とは違う感じもしなくもないが、何か自己否定していたり、コンプレックスを強烈に嫌がったりしているのを見ると異常に心が反応してしまう。
というのは「いや、そこも含めて好きなんだ」とか「そう?そんなに感じないけどね。可愛いね。」って言いたくなってしまったりして。
美少年だったら良かったのにと思うほど、残酷なまでに熊さんやモンスターズインクのサリーみたいな見た目をしていると自負しているので、「いや、お前が言うな」案件かも分からないが。

とにかく自己否定している人を見ると、それを否定したくなると同時に、「こんなに想って、こんなことを言ってるのだから好きなんだろう」と錯覚してしまうのだ。

推しメンは

自分の推しメンは基本的にネガティヴな人が多かった。
口癖は「別に...」「絶対に(否定)...」エピソード「怪我した」「転んだ」「鼻血出た」etc.
(※モバイルメール調べ)

普通の感覚というか、ネガティヴが得意じゃない人にしてみれば、「月額300円払ってんのに、メールで重いこと言ってくんな」「疲れるわ...」「構ってが過ぎる」と思うのかも分からない。

僕は少なくとも感覚がぶち壊れているので、「いちいち気にかけてやらないと...」「自分がいないとダメなんだ」と思うわけだ。

恐ろしいと自分でも思うが、そういう生き物なのだから仕方がない。

結局

僕を手玉に取るのは簡単だ。
めちゃくちゃな挑戦を成功してみせるか、不安を与えるかのどちらかだ。

基本的にはめちゃくちゃな挑戦なんて多くの人はしない。
だから手っ取り早く僕を手玉に取るには、とにかく不安を口にすればいいのだ。別に何が出来る訳でもない僕が「大丈夫?」とすかさず声をかけてしまうだろう。

逆にもし関わって欲しくないのであれば、不用意に助けたくなるような行動を目の前で取らない、音信不通のように急に関係を遮断する行為を避けることは必須だとも言える。

そんなわけで僕はいつだって手玉に取られる準備しかない。

変人上等、弱気上等。

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