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【MCUレビュー】ドクター・ストレンジ ネタバレあり

新作マルチバース・オブ・マッドネスの公開が近いと言うことで、一作目ドクターストレンジのレビューです。

あらすじ(Filmarksより引用)

傲慢で天才的な外科医でありながら、不慮の事故で両手の機能を損なわれ、全てを失ったスティーヴン・ストレンジ。絶望の淵にあった彼が最後にたどり着いたのは、人知を超えた“魔術”の力。自分の手を治すために魔術の修行に励む中、しだいに強大な敵との戦いに巻き込まれていく。しかし、医師として人の命を救うことへの誇りを持つ彼は、敵であっても人を傷つけたくない。医師ゆえに敵ですら傷つけられないということに葛藤する彼は、いかにして世界を守るのか?


レビュー

まずは何より、主演ベネディクト・カンバーバッチの配役が完璧!演技力は言わずもがな、エゴの塊のスティーブンというキャラクターを説得力を持って演じている。前半は超嫌なやつなんだけど、見てる側が嫌いになれないという絶妙なバランス感。MCUは毎回これ以上考えられないと言う役者を選んでくる。キャラクターが大事なアメコミ映画として、このバッチリな配役が出来た時点である意味勝ちである。

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マーベルの数少ないアジア系であるウォンも良い味を出している。堅物かと思いきや意外とキュートなところがある。地味なキャラだが嫌いな人いないのでは?

そして今作の醍醐味である、狂った映像もすごい!当時見るドラッグとか言われていたが、あながち間違いではない。
劇場で見て頭がおかしくなるかと思ったのが(褒めてる)スティーブンがトリップするシーン。
クリストファーノーラン監督のインセプションを10倍ドラッギーにしたような、とんでもない映像の連続で度肝を抜かれた。

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これは自宅のテレビで見るのはもったいない。劇場でこそ映える!

話としても、単純に強いものが勝つとかそういうロジックではなく、エゴの塊だったドクターストレンジが究極の自己犠牲で勝利するというヒーロー映画としてアツい展開。ある意味王道ではあるが、スティーブンの性格や成長を丁寧に描いているからこそこのラストが映える。

MCUは連続ドラマがが進んでどこから見ればよいのやら、、となりがちだが、今作は知識ゼロで見れるというのも良い点。最新作マルチバースオブマッドネスはその正反対になりそうだが、、笑

ただ監督サム・ライミということで、絶対楽しい映画を見せてくれる!と期待値が上がりまくっています。

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