【傑作映画レビュー】リトルミスサンシャイン
つい先日初めて見たリトルミスサンシャインがとても良かったので、今更ながら下記レビューになります。
あらすじ(Filmarksより引用)
アカデミー賞4部門ノミネートのロードムービー。全米美少女コンテストで地区代表に選ばれた9歳のオリーブは家族のミニバスで会場を目指すが、同行するのは問題だらけの家族たち。道中で起こるいざこざを描いていく。
レビュー
なぜこれまで見ていなかったのか、ファミリーロードムービー×尖ったブラックコメディ!!
ほっこり系の映画という印象があったが、良い意味で色々攻めていた。
チャップリンの名言、
悲劇は引きの画で見ると喜劇(Life is a tragedy when seen in close-up, but a comedy in long-shot)を地で行く傑作。
ガーディアンズオブギャラクシーやスースクに繋がる、「負け犬」等が団結する話でもある。こういうダメな人たちが何とか困難を乗り切ろうとする映画はアツい。
オリーブの可愛らしさが大きな推進力になっているのは間違いないが、クセの強いキャラクター達を演じる俳優陣が皆素晴らしい。
勝手に90年代くらいの映画かと思い込んでいて、兄貴役の役者がポールダノのそっくりさんかと思って最後まで見てしまった。
個人的にトニコレットの出演作はヘレディタリーしか見たことがなく、見ている間いつ暴走するのかとハラハラ。ちゃんと優しいお母さんでよかった。笑
病院から脱出するくだりとか、コメディテイストがほぼハングオーバーシリーズ。笑
そしてコカイン漬け+ポルノ大好きなおじいちゃんの描写が全編最高。
基本的にダメな人なんだけど、孫に対してかける優しい言葉がとても良い。そこからの最後、オリーブのとんでもパフォーマンスに繋がるという落差も笑える!
万人にお勧めの破茶滅茶ファミリーロードムービーでした。
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