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清夜に奏でるブルーライン(妄想小説)

私は軽音部。君はチア部。

二人とも輝くのが好きで
人前で人を笑顔にするのが好きで
似てるなあってずっと思っていた。

私はいつからか君に会うのが楽しみに学校に通うようになっていた。




高校一年生も春が過ぎて
クラスに馴染んできた頃、季節は新緑を越し光輝く太陽にアスファルトの地面がキラキラ光る季節になっていた。

夏を感じた私はスクールカバンからイヤフォンを取り出してMrs.GREEN APPLEの青と夏を
聞いて通学路を歩いていた。

家から徒歩10分。
その短い時間でも音楽を聞くのが好きな私。

今日はいい日になりそう。

そして君を知るきっかけにもなった日だった。

1年2組の教室に入る。
おはよーもえちゃんと友達から声をかけられ
嬉しい朝。おはよ!と笑顔で返した。

8時半に先生がくる。
そして今日の予定やクラスの時間になる。

今日は席換えだった。

今私はちょうど真ん中あたりの後ろの席。
春から変わってないから
初めての席換え。

席換えかあ、どんな人が近くになるかな。

まさか、これが君と仲良くなるきっかけになるとも知らず。席換えはくじ引きで
窓側の後ろになった。

私は教室から眺める青空も、雨も好きなので
凄く嬉しかった。

早速隣の男の子に挨拶。
後ろは女の子。
前は男の子。

仲良くなれるといいな。

ドキドキな1日が始まった。

続く

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