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恋のはじまり

直球に言うと
恋愛の仕方が20代後半になると
わからなくなる

詩だと思って読んでください

未来を気にせず動けていた
あの時代は傷ついたこともあったけれど
潔かった
好きだと思ったら
口から好きの2文字が出た

今はどうだろうか
好きだと思っても
恋愛の好きなのかわからなくて
ましてや会っていないのなら
簡単に好きとは言ってはいけない気がして
軽く見られたくなくて
声が好きとか
君との電話が好きとか
遠回しに伝えることしかできない

住む場所が違うと
育ってきた環境が違くて
映画のようにはいかなくて
互いに大事な友達がいて
互いに地元が好きなことが伝わってきて
会うことはできるのに
せっかく会えたのに
未来は離れてしまうのかなと
考えたら
夜も眠れなかった

私が弱っているとき
強がっているとバレた人
声を聞かせてくれた人

いつの間にか他の人にとられたくなくて
この気持ち言葉にしたくて
してしまったら重くなってしまうようで
こわかった

だけどね少しずつ
通話が長くなっていること
敬語が抜けていること

それだけで喜びを感じるのは
恥ずかしいかな

音楽を聴いたら過るのは君
綺麗な景色を見たら見せたいのは君
嬉しいことがあったら伝えたいのは君

これは 恋のはじまり

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