疑問氷解！《ホント無理だから》

韓国の大学の留学生寮が舞台のシットコムコメディ。

（画像はGoogle検索結果をスクリーンショットしました）

さまざまな国から集まった留学生たちと、チューターの韓国人学生、同級生たちが繰り広げるドタバタコメディ。

まず、キャストがみんな初々しい。
ドラマ初出演、とか、デビュー直後のアイドルグループのメンバーとか「あ〜、みんなこれからグイグイ人気が出るんやろなぁ〜」というワクワク感が楽しい。

そして、韓国初のシットコムだそうだ。

アメリカでテレビのコメディ番組といえばシットコム、だったけど、最近の日本ではあまり放送されない。そして今のアメリカはどうなんだろう？

30年前にアメリカで暮らしていたのだけど、毎日シットコムコメディを観ていた。
マイケル・Ｊ・フォックス出演の《ファミリータイズ》や、日本でも放送された《フルハウス》などなど。
平日の夜19:00〜21:00はシットコム枠だった。

それをいえば、高校時代にも深夜枠で《ハッピーデイズ》が放送されてて、私と友人はハマっていた。

今なら、Ｅテレの金曜夜19:30の放送枠の海外ドラマ、といえば分かっていただけるだろうか。

だから韓国制作でも、いろいろな国から集まったいろいろな人種が登場するコメディは、世界的に需要がある。
そして『留学生たちに韓国文化を知ってもらう』設定で、韓国文化を紹介できる。
コンテンツの世界戦略として、とても正しい。

留学の動機に絡めて
韓ドラの人気作もしっかり紹介　

『タイからやってきた女子留学生は韓ドラマニア』という設定。

軍人との合コンで《太陽の末裔》のソン・ジュンギとチングのような軍人が登場すると【勝手に】期待して、顔を見て失礼極まりない反応。

また、同じような韓ドラマニアから「江南のクラブに、リ・ジョンヒョク（《愛の不時着》の）が軍服姿で来てる！」というガセねたにも程がある連絡を受けて、大慌てで出かけていく。

そんな場面がどんどこあって、元のドラマのシーンもどんどこはさみこまれる。
元ねたドラマ未見の人の興味も惹くこと間違いない。

そしてついに疑問の答えが！　

家から大学まで通うのに時間がかかるので、本来なら住みついてはいけない韓国人学生が寮に潜り込んでいるのだが、その学生の妹がある日、寮に兄を訪ねてきた。

アイドルみたいな可愛い子。
必然、男子留学生たちが色めき立つ。

その男子たちを女子たちが非難する。
「友達といえば家族も同然！友達の家族も家族だ！その家族に異性としての魅力を覚えるなんて、ケモノだっ！」　

えええ〜〜〜？！そうなの？！　

私は《よく奢ってくれる綺麗なお姉さん》でソン・イェジンの弟が「あいつ（チョン・ヘイン）は俺の友だちなんだぞ？付き合うなんて、何を考えてるんだ？！」と姉を詰るのが不思議だったのだ。

また、《刑務所のルールブック》で、チョン・ギョンホがパク・ヘスの妹と付き合っている事をなかなか言い出せなかったのが？？？だったし、《賢い医師生活》でやはりチョン・ギョンホ演じるキム・ジュンワンが、イ・イクジュンに妹のイクスンと付き合ってることをなかなか言い出せなかったのも？？？だった。

だって、なんとなく日本では「友だちとして信頼できるから、自分の兄妹と娶せたい」って流れを本やドラマ、映画で見聞きするから。（私自身は一人っ子なので、あくまでも伝聞）

知らんかった〜〜〜！
倫理観が、仏教や神道ベースの日本と儒教ベースの韓国では違うとはわかってたけど。

いや〜、シットコムで私自身が韓国文化を学んだわ〜。

ちなみに、ジェイミー役のシン・ヒョンサン、これからが特に楽しみです。