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【読書感想文】読み始めたら止まらない 一気読みの《あきない世傳 金と銀》

もう長いこと、お互いに買った本の貸しあいっこしている友人からお借りして。


《みをつくし料理帖》シリーズの高田郁作品。
全13巻。

友人が『読み始めたら、もう止められなくて買い足し買い足ししてしまった!』とのこと。

私も読み始めたら本当に止められなくて、意思の弱い私は夜明かしもしてしまったくらい。
でも、あと先考えられなくなるくらいグイグイ引き込まれた。

NHK BSでドラマ化されていたそうだ。
彼女はドラマをたまたま観かけて、原作が気になってまず一冊買って読み始めて...だったそうだ。

江戸時代中期、摂津の国は津門(現在の兵庫県西宮市辺り)の在郷の学者の娘 幸の波瀾の生涯の物語。

幼い幸が毎日見上げる甲山は、私が小学生の頃『耐寒遠足』(今もこんな行事があるのだろうか?)の目的地だった。

☆☆☆☆☆

兄が、そして父があっけなく立て続けに亡くなり、母や妹を残して大坂天満の呉服屋に奉公に出ることになった幸。

彼女を待ち受けるのは...?

もうこれ以上は、読む気になられる方の興を削ぐことになると思われるので手を止める。

☆☆☆☆☆

ドラマは未見だが、キャストを検索したら驚くほどの豪華な俳優陣。

完全に見逃していたが、再放送の機会があればぜひ観たいと思う。

《みをつくし料理帖》もドラマ化された時の黒木華と森山未來のせつない場面が今も目に浮かぶ。

☆☆☆☆☆

ドラマ化されていた事を知らないで読み進めていたので、幸をはじめとして登場人物それぞれのそれぞれのイメージがぼんやりと自分なりにあるのだが、そのうちの一人『歌舞伎役者の内弟子 吉也』だけは私の中でクッキリしている。

それは(先にも呟いたが)NCT WISHのユウシ

韓国アイドルグループの日本人メンバーではあるが、個人的には前髪がまだ取れない若衆姿を見てみたい。

私の推しは変わる事なくSUPER JUNIORのイトゥクだけど。

☆☆☆☆☆

日本で時代劇が衰退しているのは、私はかねがね寂しく感じている。

華やかな元禄あたりの楽しいファンタジー時代劇などどうだろう?

韓国時代劇でも重厚な史劇とともにファンタジー時代劇も楽しいやん?
《花郎》とか《雲が描いた月明かり》とか《青春越壁》とかみたいな)

図書館でも時代小説はとてもたくさん並んでいる。
【時代もの】自体の人気は衰えてはいないのだから、ドラマ化・映画化も頑張ってくれたらいいなぁ。
オリジナル作ももちろん大歓迎だし。

☆☆☆☆☆

何はともあれ、本当に素晴らしい作品だった。
貸してくれた友人に「ごちそうさま」とLINEした。

韓国にいた私の意識を江戸時代の天満に一気にワープさせてくれた。

あなたもぜひ!

☆☆☆☆☆

ではまた。

【追記】
↑↑↑
ユウシはあくまでも私の中のビジュアル的に挙げただけです。

歌舞伎界でも若い世代が注目を集めていらっしゃる事は存じ上げております。
具体的にお名前を挙げられるほど私が詳しくないだけです。

長く日舞をなさった方しか歌舞伎役者役は務まらないと思います。

子どもたちが実際にバレエ関係者なので韓国ドラマ《ナビレラ》を途中で観られなくなったのは私です。

20歳過ぎてコンクールに出ようかどうか?プロになろうかどうしようか?と悩んでるソン・ガンが現実離れしていて。
20歳ならプロデビュー済み、あるいはもうその道筋がついてて当然の世界です。

ビジュアルは文句なしだったんですけど。

失礼しました。

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