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【感想文】韓国時代劇ドラマ〜臣下が強すぎないか?

ざ〜っと観たタイトルと感想を並べてみる。

王様が臣下にびびってるパターンが多くないか?
(個人的見解です。歴史的見解ではありません。)

《ヘチ》 

NHK総合での放送。
チョン・イル、クォン・ユル、コ・アラの錚々の出演者。
また《太陽の末裔》でソン・ジュンギの部下だったパク・フンが渋い。

党派間争いと王位継承をめぐる争いが、国土全域を巻きこむ内紛にまで拡がるのだが、ここで出てくる密豊君が《賢い医師生活》の愛されキャラ、ト・ジェハク医師を演じたチョン・ムンソン!

「あの可愛いジェハクはどこ?」の怪演。
目がイっちゃってる殺人鬼であり、自分こそが正統な王位継承者と信じきってチョン・イル演じるイ・グムと競り合う。

中央集権の王制なのに、王は絶対的強者ではない、という複雑さがずっとついて回る。

チョン・イル、凛々しくてステキです。
クォン・ユルは美味しい役。

《雲が描いた月明かり》 

パク・ボゴムの世子(皇太子)が圧倒的な存在感でカッコいい!

護衛官のクァク・ドンヨンが《ヴィンチェンツォ》の操り人形とは全然違う『デキる』やつ。
でも、党派間の争いに否応なく巻き込まれる。

ボゴムの父の王様が、ビビりまくって臣下の言いなり。

ドラマとはいえ、どんだけ不安定な均衡の上に王制が成立してたのかと思う。

《100日の郎君様》 

NHK総合での放送は見てなかった。

重臣が一種のクーデターを起こして王位についた、その王の息子である世子が、またまたその重臣によって亡き者にされようとした。

危ういところを庶民に助けられたが、記憶を失っていて・・・、と展開していく。

世子を助けるために身代わりになって生命を落とした護衛官が《花郎》で憎まれ役を演じていたト・ジハン。

農村で記憶を失って暮らしていた世子を見つけて、王宮に戻るために大活躍するのがキム・ソノ。美味しい二番手役。

このドラマでも、王位につけてもらった引け目で、王が重臣の顔色を窺って暮らしている。
王を演じるチョ・ハンチョルが上手いので、ビビりっぷりも半端ない。

《猟奇的な彼女》

オ・ヨンソの時代劇バージョンの方です。

公主(王女)オ・ヨンソの実の母は不義の罪に陥れられた。
後をついで王妃となった重臣の娘から、弟である世子を守るために奇行を繰り広げるオ・ヨンソ。
王宮を抜け出した時に出会った、清国への留学から帰国した秀才チュウォンと繰り広げる、世子護衛作戦と恋模様。

私個人としては、王宮護衛官のイ・ジョンシン(CNBLUE)が好みです。

やっぱり王様はなにかと右往左往してます。
娘の公主の方は腹が据わっている。(笑)

【文の国】だと私が勝手に思ってた(科挙があるし)中央集権制の朝鮮王朝は、なかなかに複雑に入り組んでて、観れば観るほど面白い。 

戦う時に刀の鞘を投げ捨てるシーンは、「宮本武蔵に笑われるで〜」と毎回思う。

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