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外見だけではわからないこと

目に見えているものが全てではない。

表に出ているものがその人の全てではない。

本人ですら自覚できていないこともある。

実際に水面化で、顔出しをせずに展開されているビジネスは無数にあるし、顔出しをしていないSNSアカウントだって無数にある。

Vtuberや顔出しをしないアーティスト、実在するのかさえわからない人物たちが影響力を持っている。

ビットコインだって、これだけ情報が溢れた時代にも関わらず、生みの親はまだ特定されていない。『ビットコイン』を世に産み落としたのはサトシナカモトというネット上の人物であってその"サトシナカモト"が一体どこの誰で何者なのかは解明されていない。

時々、自分がいる世界が本物なのかバーチャルなのかわからないような感覚にもなる。

見えている氷山の一角だけでその人やその出来事をわかった気にならないようにしたい。これはこの世界のすべてに言えることで、顕在意識が3%、潜在意識は97%と言われている。無意識領域の方が遥かに現実に影響を移しだしている。この無意識領域(潜在意識)を無視して現実を変えようとするのはちょっと危険。

その人の裏側にはどんなストーリーがあるのかと探求していくとこの世界の不思議に出会う。

先日もパニック障害と付き合っている方とお話しさせてもらった。前触れもなく急に視界が闇に覆われるらしい。容姿端麗で、仕事もできて、とても心に問題を抱えているようには見えなかったけれど『お守りがわり』と言って依存性のない精神安定剤を常備していた。

人は見かけによらない。
というよりも、見かけだけではわからない。

この間『ZARAやGUをよく着るよ』と話したら親近感が湧いたと言われたけれど、実際の私のクローゼットはZARAとGUとSHEINで9割を占めている。

先日は新しい財布を買うために、ルイヴィトンやディオールと言ったハイブランドの店舗をいくつも回った末に、楽天ランキングで一位になっていた¥2980の財布に決めた。なぜこの財布がこんなにも売れているのかが気になったし、機能性を見ても他のどのハイブランドよりも私には魅力的に見えた。届くのが待ち遠しい。(また改めてレビューします)

人間は無い物ねだりなのではないかとつくづく思う。昔は手の届かない憧れのブランド物が欲しい欲しいと思っていたけれど、大人になっていざ手の届くものになった今、手に入れても手に入れなくても"どっちでもいいもの"になった。

大切にしたいものや、お金をかけたいものの基準が自分の変化とともに変わっていっているのだとも思う。

私は見た目に反してタバコも吸わなければ、お酒も飲まない。そしてミニマリストで物欲もすくない方だと思う。

人付き合いにおいて見た目は大切だが、見えているもの(外見)がその人の全てではないし、目に見えている世界だけがこの世の全てでもない。

体に腫瘍が見つかったとなれば治療ができるが、心の問題は手術では切りとることができないので、その人自身が自分の治療法を見つけていくしかない。心の問題のほとんどはストレスやホルモンバランスの乱れと言われるだけで具体的な解決策や、原因を提示してはもらえない。

目に見えない部分のトラブルは、目に見えるものでは解決できないと思う。

心ほど繊細なものはなく、身体は怪我をすればかさぶたができて綺麗になっていく過程が見えるけれど、心は治っているのかすらもわからない。

日々の中のちょっとした傷を『これくらいよくあること』と放置してしまうのは危険。トラウマや心の傷は自覚がなくともしっかりと蓄積されていく。

日々の出来事をしっかりと消化して、排泄していくこと。感情を押し殺すということは『心の便秘状態』である。


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