題名の無いラジオレター

こんにちは。いつも楽しく聴いています。
子供のころの夏の思い出について。
母方の実家が鹿児島にあり、小学生の頃毎年夏に飛行機で帰省していました。
大人になってから日本の田舎の風景って割とどこも同じだなぁと思ってましたが、鹿児島は何かが違います。
どこがと言われると上手く説明できないですし、私の中の鹿児島は子供の頃の記憶で止まっています。
覚えているのは桜島の雄大な景色とどこまでも続く椰子の木の並木道、美しい海や山です。
そして、私と血が繋がっているとは思えないほど頭が良く美形な楽しい従兄弟達。
毎回帰省の最後の日に帰りたくないと涙を堪えていたのを覚えています。

祖父母も亡くなり、大人になると本当に親族と集まらないものだなと思います。
今は母だけが数年に一度帰省しています。
母から叔母や叔父、従兄弟達の近況を何となく聞かされるだけです。
時々電話で鹿児島の方言を話す母にこっそり聞き耳をたてたりしてあの田舎の風景を思い出したりしています。

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