【京都】私の好きな喫茶店と美味しいものと場所
<四条河原町周辺>
■ソワレ
(サイトができてて驚きました、インスタもあるらしい、すごい)
京都といえば、一番に名前が上がるだろう老舗喫茶店。
東郷青児がイメージイラストを描いています。
山小屋風の薄暗い店内を青く染め上げるランプと、宝石のように輝くゼリーポンチが有名。(私はゼリーミルク派です。)
青い照明は女性を美しく見せるとか。京都に住んでいた当時、好きだった子を連れて行ったこともあります。多分そういう乙女らしい願掛けの場所。
http://www.soiree-kyoto.com/
■フランソア
ソワレから四条通の反対側。クラシカルな喫茶室として老舗の名店。
今はどうかわからないのですが、当時、ウェイトレスの女の子の制服がシスターのような上品な灰色のワンピースでとても素敵でした。あれを着たくてアルバイトに応募した子もいると思う。サイト見ると黒のワンピースになってますね。これも素敵。
https://www.francois1934.com/
■築地
ソワレの近くの路地にある硬派な感じの老舗喫茶店。
建物は凄く素敵なんですが、あまり居心地よくなかったので、数回しか行ってません。
立ち寄る価値がある場所だとは思います。
https://tabelog.com/kyoto/A2601/A260201/26001588/
■御多福珈琲
京都を離れてからできて、訪れるようになった喫茶室。
藤井大丸の脇の道を地下に降りたところにあります。
店内も別珍張りの椅子も、新しいお店には珍しいクラシカルさで驚きました。
https://tabelog.com/kyoto/A2601/A260201/26004565/
■大黒屋(お蕎麦)
住んでた頃、ちょくちょく寄っていた河原町のお蕎麦屋さん。
丼物の種類が多くて、私はここで、京都のあぶ玉丼や木の葉丼を知りました。
卵とじの丼が食べたくなると、今も思い出します。
https://www.daikoku-ya.jp/
■地球屋(居酒屋)
安く汚くサブカルチャーの気配のする居酒屋。
河原町のマルイから南に下り、ココイチの角を左折したところにあります。
居酒屋を贔屓にするってことは、ほとんどないんですけど、ここはずっと好き。
一人だと立ち寄りにくいので、近年立ち寄れてないですが。皿うどんおすすめ。
ここまで書いて、サイト見て驚いたのですが、2020年4月に閉店したとのことです。
そして後継者の人に代替わりして2020年9月に復活したそうです。ええええ。
https://kyo-soku.com/2020/10/05/chikyuya/
<三条通周辺>
■イノダコーヒ本店
京都に行く友人に、一番に薦めるとしたらここ。
いくつかの建物が合わさり、中庭や廊下があって、ホテルのような重厚な趣があります。
そして世界で一番完璧な朝ごはんは、私はここの「京の朝食」に一票。
大阪に泊まっていても、阪急電車に乗って、朝11時までの朝ごはんを食べにわざわざ来るくらいです。
東京駅の大丸をはじめ、いろいろと支店はありますが、この本店の重厚さの格好良さは格別。
お土産には、スティック型のインスタントコーヒーがおすすめ。美味しいです。
東京で知り合った京都育ちの青年が「銀のお皿のスパゲッティ(ボルセナ)が子供の頃の夢の食べ物だった」と語っていたのを思い出します。
子供の頃の憧れを凝縮したような場所なの分かる。
https://www.inoda-coffee.co.jp/
■スマート珈琲店
京都は苦く重い真っ黒の珈琲が主流なんですが、酸味寄りの珈琲は珍しいです。
店頭に大きな焙煎機があって格好いい。
ここは、私の友人の間では、フレンチトースト派とホットケーキ派に派閥が二分される場所でした。どちらも最高なんですが、私はフレンチトースト派です。
朝8時からやっているため、夜行バスで京都に着いた後、フラフラになりながら朝食を食べに来る場所のひとつでもあります。
二階の洋食がとてもいいと聞きながら、一度も立ち寄れていません。そのうち行きたい。
https://www.smartcoffee.jp/
■アンデパンダン
三条寺町から西に入った古いビルの地下。ヨーロッパの古い映画のような趣です。
サイトに書いてなかったので、今はどうかわかりませんが、当時はお酒が一杯どれでも500円で、大学に行くのが嫌すぎる日は、ここで泡盛のロックを2杯カカッと飲んで酔っ払ってから、大学へ向かうバスへ乗っていた時期もありました。試験の日とか。
あと、出町柳に住んでいた頃、ここでバイトしている子と親しくなり、お互いのバイト後に鴨川のほとりでプリン食べたりお酒飲んだり煙草喫ったりしながら、朝になるまで話をしていたこともあります。懐かしい。
http://www.cafe-independants.com/
■カフェコチ
このカフェができた当時、近くに住んでいました。
当時「オシャレさで流行っているカフェは、居心地が悪く、高く、まずい」という私の中の経験に基づく先入観を覆したお店でした。居心地よくて好きでした。
https://icotto.jp/presses/7022
■三嶋亭(すき焼き)
ザ・三嶋亭です。老舗で名店で高級な京都すき焼きのお店。上品。美しい。最高。
一度だけ、ここのすき焼きご馳走になったことがあるんですが、失神するかと思いました。
この世で一番美味しい食べ物の一つだと思う。ザラメで焼くの、最初にお肉を。
そして一階のショップでは、「牛肉しぐれ煮」を売っています。お土産に最適。美味しい。
オンラインサイトでも買えます。お肉の写真が罪深くて目がつぶれそう。
明日死ぬとしたら、最後の晩餐には、ここを選びます。
https://www.mishima-tei.co.jp/
<一乗寺>
■恵文社
芸術や文学系の学生にとって、憧れだった場所といえば、恵文社。
今も美しい場所ではありますが、硬質な静謐さは失われて、空気が柔らかくなったように思います。
https://www.keibunsha-store.com/
以前は気難しい大学教授の男性のような緊張感がありましたが、今はライフスタイル女性雑誌のような丁寧な暮らし感に変わったというか。
本や音楽や雑貨など、選んだものだけを置いているセレクトショップ、と言えば「そうなのか」と思うのですが、驚くのは全ての本屋に平積みされるような売れ筋の作品がないということ。
文学や、歴史や、音楽や、絵本や、漫画や、随筆や、写真集、画集、音楽CD、文房具、手芸作品のようなものまで、「美しいものだけが選ばれてここに並べられている」という圧倒的な審美眼に震えたものでした。
知らない作家、知らない音楽、知らない本。ここにあるものは全て良いもの、という信頼は、そういった知らないものへ手を伸ばす後押しをしてくれたように思います。
月に一度、ここへ来て、自分の勘を信じて、知らない本や音楽をいくつか買うのが当時の私の贅沢でした。
ここでジャケット買いをしたCDで、いまだに聞くと当時の気持ちを思い出すのがこの曲。
寒気がするほど静かで寂しくて美しい。京都に住んでた頃、死ぬほど聴きました。
https://youtu.be/1FgSXsrb0io
■葡萄ハウス家具工房
昔の学校で使われていたような可愛らしいアンティークの家具を、所狭しと並べているお店。小物やガラス瓶のひとつひとつにまで、時間の流れが蓄積しているような密やかさがあります。
恵文社で使われている書棚やテーブルもここの家具工房のものなのだとか。
見渡す限り素敵です。家じゅうの家具をここで揃えるのが夢。
うちには、人から譲り受けたミントグリーンの本棚とガラスケースがあります。(自慢)
http://aquadina.com/kyoto/spot/553/
■蛸虎本店(たこ焼き)
たこ焼きは、大阪と言いますが、私は正直京都のたこ焼きの方が好きです。
京都のたこ焼きは、二つのたこ焼きをくっつけ合わせるので、巨大な楕円形になります。
そしてソースが甘め。一番に浮かぶのはここ。もう口の中が食べたい感じです。
以前、東京に戻る新幹線に持ち込んだことがあるのですが、テロのように匂いました。ごめんなさい。
https://tabelog.com/kyoto/A2601/A260303/26001109/
<今出川通>
■パパジョンズ(チーズケーキ)
この世で一番美味しいチーズケーキ(私調べ)。
大袈裟ではなく、食べると多幸感で脳が解けそうになります。
色々種類はありますが、なんだかんだで、スタンダードなニューヨークチーズケーキが一番好きです。
食べたことのない人は、ちょっと損していると思うので、これを食べに京都に行く新幹線乗っても後悔しないと思う。
本店は烏丸今出川の同志社大学の北側にあります。冷凍でお取り寄せも可能。
http://www.papajons.net/
■静香
千本今出川の交差点にある老舗喫茶店。
上七軒と呼ばれる花街の近くだったこともあり、昔は芸者さんがお茶をしに来ていたとか。
木造列車のボックス席のような趣のあるクラシカルさがあります。素敵。
https://tabelog.com/kyoto/A2601/A260501/26001505/
■のばら珈琲
何年か前、人に教えてもらい、GoogleMapを見ながら迷って辿り着いた場所です。
住宅街の中の細い路地の先には、木造りの静かな室内があり、時間を止めているようでした。
幻想小説の中で読んだような場所。夢の中で訪れたような場所。
https://tabelog.com/kyoto/A2601/A260501/26017574/
<京大周辺>
■ゴスペル/迷子
数年前まで半年に一度ペースで京都に行って、その度に立ち寄っていた場所。
建築家ヴォーリスさんの作品である洋館です。洋館に憧れる人はぜひ。階段も美しい。
カレーが大好きだったんですが、近年メニューからなくなってしまったと聞きました。
https://www.smartmagazine.jp/kansai/article/meal/2186/
一階の迷子もカウンターだけの古書店兼喫茶室。
店主氏は、話し始めると諧謔心と教養の炸裂するようなお話をしてくれ、私は訪れる度に、持ちきれないほどの古本を買い込んでしまう場所でもあります。
ここのところ行けていないので、そろそろお邪魔しに行きたいところ。
■柳月堂
名曲喫茶という空間の特別さを教えてくれたお店。
旧校舎の音楽室のような、スピーカーに向かって一方向に椅子が並びます。
私語は厳禁。コーヒーを混ぜるスプーンが立てる音や、パンのビニール袋が立てる雑音にも配慮するよう張り紙がありました。(現在は会話可能な談話室もあり)
足音も立てずに給仕をする楚々としたウェイトレスのお姉さんの佇まいが美しく、憧れていたら有名な雑誌モデルの人だったと後日知った思い出があります。(昔の話です)
一階には同名のパン屋があり、夜11時まで開いていたので、夜中によくパンを買いに行きました。ハイジの白パンがふかふかで無限に食べられる美味しさ。あとカップ入りのババロアが絶品。持ち歩きに向かないので、買ったら鴨川のベンチで食べるのがおすすめ。
(ウィキペディアができてて驚きました)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9F%B3%E6%9C%88%E5%A0%82_(%E5%90%8D%E6%9B%B2%E5%96%AB%E8%8C%B6)
■進々堂
京大の向かいにある老舗名店喫茶。
フランスの気配がします。メニューの名前がデジュネとかだからかも。(納得)
大きな木製の机が有名。京大の教授がお茶してそうな喫茶店と言えばここ。(イメージ)
https://tabelog.com/kyoto/A2601/A260302/26001845/
■ビィヤント(カレー)
京大の南側、丸太町交差点の北側にあるカレー屋さん。
黄色いターメリックライスと、サラッとしたルーで、辛さは選べます。
カレーが食べたくなると自転車乗って行ってました。家の近くにあらまほし。
https://tabelog.com/kyoto/A2601/A260302/26001075/
■ル・フジタ(フレンチ総菜)
昔は、京大向かいの日仏学館一階に入っていた喫茶店。タルトタタンが絶品でした。
一乗寺の恵文社の帰り、買ったばかりの本の包みを、噴水のあるお庭のテラスで開封するのが楽しみでした。
その後、岡崎の美術館の中に移転し、現在はこちらでテイクアウト専門のフレンチ総菜のお店となっているみたいです。(知らなかった)
次回京都に行く機会があれば立ち寄りたい。
https://tabelog.com/kyoto/A2601/A260202/26021896/
<平安神宮周辺>
■ラ・ヴァチュール
タルトタタンの名店が続きます。昔はおばあちゃんが一人でしていたお店でしたが、現在は孫娘さんが継いでいるとか。
私が通っていた頃は、タルトタタンは2人に1切までしか頼めなかったのですが、今はそんなことないのかしらん。真っ黒にキャラメリゼされた濃厚なタルトタタンは評判通りの随一なもの。お好きな方はぜひ。
https://icotto.jp/presses/5180
■YAMATOYA
丸太町交差点裏にある老舗名店ジャズ喫茶。
バーカウンターもあり、薄暗さと赤いテーブルのせいか、大人向けのシックなバーとも言える空間です。
気負うことなく、一人の時間を楽しめる場所。
https://tabelog.com/kyoto/A2601/A260302/26001087/
■グリル小宝
京都に住んでいた当時、親友の誕生日を祝う時はここに連れてきていました。
知っている限りで、一番美味しい洋食のお店はここです。(東京含め今に至っても一位)
ハンバーグとか、背徳的においしい。ハヤシライスも。
食べたことのないメニューがまだ多いので(毎回ハンバーグを頼んでしまう)
もっと足を運びたいお店です。
http://www.grillkodakara.com/grillkodakara/Home.html
■蛸安 岡崎本店(たこ焼き)
平安神宮の北側、丸太町通りに面したところにあるたこ焼き屋さん。
上で挙げた蛸虎と、私の中でツートップです。
東京で長らく、「食べたいなー」と思いを募らせて、京都に出かけた際にお店に向かうと
東京(足立区)にも支店があるということを、知って驚きました。
その後、電車を乗り継いで、片道一時間半くらいかけて足立店に行きましたが
めちゃくちゃ行きにくい場所にあります。美味しい。
行った時は日暮里から舎人ライナー乗ったんですが、北千住経由で大師前から歩いたほうが早かったかもしれないとも思います。
https://tabelog.com/kyoto/A2601/A260301/26001751/
https://tabelog.com/tokyo/A1324/A132404/13110540/
<祇園周辺>
■長楽館
明治時代に煙草で財を成した人が建てた豪奢なクラシック洋館です。迎賓館みたいな。
行ってた当時はアフタヌーンティーができる喫茶室だったのが、その後女性限定のホテルになり、今はホテルと喫茶室を兼ねて営業しているようで一安心。
ザ・豪奢という雰囲気のアフタヌーンティー、結局行きそびれていて、憧れのままです。
https://www.chourakukan.co.jp/
■ひさご(丼)
老舗の名店のお蕎麦屋さん。親子丼が有名。
京都の親子丼と言えば、おそらく一番に名前が上がるお店。
半熟の卵に山椒をかけるのを、このお店で知って以来、卵には山椒派です。
衣笠丼や木の葉丼も好きでした。
https://kyotohisago.gorp.jp/
<二年坂>
■かさぎ屋
昔話に出てくる茶店のような趣の甘味処。
大正時代に竹久夢二が隣に住んで通っていたお店だそうです。
ぜんざいは粒あん、おしるこはこしあん、とここのお店に来るまで知りませんでした。
長らく立ち寄れていないので、次回は行きたいです。
https://tabelog.com/kyoto/A2601/A260301/26000596/
<右京区>
■小川珈琲葛野大路店
小川珈琲の本店です。
京都の珈琲と言えば、京都の中に居るとイノダかな、と思うものですが、全国的に有名なのは小川珈琲のほう。うちの最寄りのスーパーにも珈琲豆が置いてあります。
本店なだけあって、光が入る大きくて清潔な感じのお店です。メニューも豊富。
居心地もよくて好きでした。
https://tabelog.com/kyoto/A2601/A260301/26000596/
<山科区>
■再會
ここは、京都在住の頃に雑誌で紹介を見かけてから、ずっと憧れていたのですが
場所がどこかわからず(当時GoogleMapとかなかったので)
行けずじまいだったお店でした。
数年前に、京都に行った際、「今回こそ、再會に行こう」と決心して
地下鉄東西線で椥辻、そこからタクシーで2000円くらいだったかな。
歩くには遠すぎる距離だったと憶えています。
でも行って良かったです。完璧に近いと言えるほど、素敵な一軒家の喫茶室でした。
三角屋根の天井と、シャンデリアと、暖炉と、アンティークな室内と。
憧れていた素敵な場所、を形にしたようなお店でした。
訪れた時、空腹でなかったことが悔やまれます。ローストビーフ美味しそうでした。
http://www.cafesaikai.jp/
<今はもうない場所>
■名曲喫茶みゅーず 2006/5閉店
ここで三年ほどウェイトレスをしていました。懐かしい。
私が担当の時は、シューベルトと、ドビュッシーと、バッハをよくかけていました。
閉店の知らせを聞いた時、私は東京に居たんですけど、新幹線で京都に向かい
大好きだった別珍張りのソファー2台と、木のテーブルを1台譲り受けました。
今、座っているソファーがそうです。素敵なお店で働けたことは一生の自慢。
■クンパルシータ 閉店時期不明
みゅーずの裏手の路地の角にあったタンゴ喫茶。おばあさんが一人でやっていた印象です。
薄暗くて、秘密めいていて、格好いい場所でした。
■ティーハウスエリゼ 閉店時期不明
河原町三条のバス停の前。京都朝日会館の裏手にあった紅茶専門店です。
初めてこのお店に入った時、私は、絵を買った帰り道でした。
三条御幸町のアスタルテ書房で見かけた米倉斉加年の少女の横顔を描いたエッチング。
二・三万円だったかなと記憶しているのですが、大学生だった当時、パッと出せる金額でもなく、悩んで、一生大切にすると思い、買った日のことでした。
今もその絵は、自宅に飾ってあります。
A3サイズよりも大きいくらいの、立派に額装された絵を受け取って店を出た日。
その日は雨が降っていて、絵を濡らしてしまわないよう、上着をかけて自転車をこいで
雨が強くなったからか、まっすぐ帰宅する気になれなかったのかは思い出せませんが、その帰り道に初めて寄ってみたのがエリゼでした。
お店の中は静かで空いていて、時間とともに濃くなる紅茶が、時間の経過を見せてくれているようで、とてもいい空間だったことを憶えています。
■若王子 閉店時期不明
ここは、店主の築いた楽園だったんじゃないかなあと思っています。
枯れた噴水。伸びた草木。室内に積み上げられた書物と、オブジェ。装飾品。
掃除が行き届いているとはいえない雑多な空間でした。
来客が自分の時間を過ごす場所ではなく、店主の世界を見学するような場所。
猫が時々庭から顔をのぞかせていたのを覚えています。磁場が歪んでいたと思う。
■学士堂 閉店時期不明
朝まで酒を飲んで、寝る前にコーヒーが飲みたいと思い、百万遍付近で探した時に、どこよりも早くやっていたのがここでした。
あまり広くない店の奥にはガラス越しの庭があり、眩しかったのを憶えています。
近くの有名店進々堂は、観光名所みたいなものなので、静かに一人で過ごしたいときは、こちらに訪れるようになりました。
※追記です。
学士堂復活のこと、Twitterで知りました。
あの密やかな店内にまた入れるなんて!次回京都に行ったら絶対行きます。
■ナタラージャ 閉店時期不明
京都に引っ越してきてすぐの頃。当時まだ刊行していたOliveに載っていた恵文社を訪ねた帰り道で、寄ってみた喫茶店です。喫茶店なのか?もしかしたらインド料理屋だったのかもしれないですが。
読みにくい難解な本を何冊も買って、緊張しながら包みを開けて、ひさうちみちおのパースペクティヴキッドをこのお店でチャイを飲みながら読みました。
■洋食屋コロナ 2012/2閉店
四条木屋町を下ったところにあった老舗・名店の洋食屋さん。
だいぶ高齢なおじいさんがやっているときいていました。
ここに来るのは、卵サンドを食べたい時。
厚みが5センチくらいある、黄色い卵焼きが挟まれていて、マスタードがふわっと香って絶品でした。
マドラグに引き継がれていると聞いて、マドラグにも訪れましたが、ちょっと違う気がします。
■café etw 2017/1/31 閉店
丸太町駅近くのビルにあった伝説的なクラブがメトロでした。
それほど大きな箱ではないのですが、90年代のオシャレな音楽を作った人たちがよくパーティーをしていた印象です。
クラブの喧騒から抜け出してきて、同じビルの2階にあったこのお店でお茶をするのが好きでした。
パーティーなくても普通に友達ともお茶しに行ってました。フレンチトーストが美味しかった記憶。
■efish 2019/10/16閉店
エフィッシュ、なくなるとは思っていませんでした。
京都のカフェと言って、一番に名前が上がるような名店でした。
今更知ってとてもショックです。
五条大橋の西詰にあったビルの1階と2階。
鴨川を望む側の壁一面が窓になっていて、室内から鴨川を眺めてお茶をいただけました。
大雨が降った翌日の鴨川は、水量がだいぶ増えて、ごうごうと音を立てる勢いで、ミルクコーヒー色に染まっていたことを憶えています。
カレーが美味しかったような。でもあの空間で、広い窓から鴨川と空を眺めて過ごせる時間がなにより贅沢だったなと思いだします。
■思いついたら追記するかもです
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