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捉へしわれも裡に囚はれ

ある事物、現象、事象に対して、人それぞれの捉え方がある。 


風 というものに対しても、 


風は自由気ままである、と捉える人もいれば、 


わたしのように、 

風はそれ自体吹き方も、吹く方向も決めているわけではないし、 

あるいはどのように、何処へ吹いているのかさえ、 

わかっていないのかもしれないし、 

たとえそれを意識していたとしても、それに対してどうすることもできないのだろう、 っと捉える人もいる。






事物(風)そのものは現象に過ぎない。 

それを、その人がどのように捉えているかという 

その捉えた内容は、 

単に、その人が捉えた、相対化した形状・様相・概念だけでなく、 

捉えた、相対化したその人自身をもその裡に描き伝えているのだろう、 

っとわたしは思う。 




事象の捉え方にわたしは、その人の世界(世界観)を垣間見る想いがするのだ・・・






風捉はむと言の葉にのせ捉へしが 

捉へしわれも裡に囚はれ


風(物事) というものを捉えてみようなどと言葉にして現したつもりだったが、捉えた!と得意がった自分が風(物事やら事象)に囚われてしまったとさ


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