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IBD患者の今宵の食卓 第十卓

平均して月に1度は4泊前後の比較的大きい旅行と1~2泊程度の小旅行をやっています。12月で言えば先週は北海道札幌まで行ってテイネで今シーズン初滑り(スキー)をやってきましたし、先日冬至の日には赤沢温泉(静岡県伊東市)でゆっくり身体を温めてきました。

もちろん、毎月コンスタントにではなくて平均ということなのですが、農閑期の冬シーズンは温泉も殊の外気持ちよく、またスキーも楽しめてまさにMy旅行シーズンでもあります。
江戸時代の農民も農閑期の三か月程度は比較的のんびり温泉旅行などにもでかけて身体を休めていたというような話もどこかで聞いたような気がします。

予約データを見返してみた

それはともかく、これをご紹介したいです。
今回宿泊したDHC赤沢温泉ホテルhttps://www.izuakazawa.jp/の夕食にはもう本当に感動してしまいました。

もちろん一般論で言ってもメニューも工夫凝らされ、味もとても洗練されたものなのですが、何より私が涙出るほど感激したのは、私のクローン病にきめ細かく対応していただいている食事を用意してもらっていたことです。

今回の予約では面倒くさくて何も書いていなかったはずだと後で予約データ見直してみましたがやはり何も書いていませんでした。(↑写真)

『サーロインソテーはサラダオイルを使わない対応で(メニューを変えずに出して)良いですか?』と着席する時に聞かれ、『それでお願いします』と答えてメニュー表見れば、本来は揚げ物だったものを別のメニューに変えている(しかもあの小骨の多いカマスの骨を一本一本全部抜いてじっくり焼くなどとても時間のかかる丁寧な仕事していてかつそれが超旨い!)

昔からのなじみのホテルなのならいざ知らず、私が初めて行ったのは今年の8月のことで、まぁそれから気に入って月1ペースで行ったということはありますが、(その間のどこかで『持病の関係でω-6系脂肪酸、とくにトランス脂肪酸=マーガリン、ショートニングは絶対禁忌』と書いていた気もしますが)書いたことをあまり本人覚えていません( ;∀;)

考えてみれば、今は慣れっこになっていますが、自分の病気のことなどできることなら誰にも言いたくない話で、いちいち毎回申告するのは面倒ということもありますが、面倒という以上に申告すること自体ある意味とても屈辱的なことではありませんか。
こういうあまり言いたくない秘め事、一度言えば以降何も言わずとも黙って対処してくれる(粋な)ホテルというのは本当に『一流ホテル』なのだなとつくづく思いました。(ここよりももっと宿泊代の高いホテル・旅館で、見た目一流、旅行サイトでの評価は超一流、それでも中身(バックヤード)はおそらく三流以下大衆居酒屋チェーン程度に違いないというようなところなら国内で少なくとも10施設以上は知っています)

で、めちゃめちゃ前説長くなったうえに本題とあまり関係しませんが

そういえばクリスマスイブだったな

いつもの私の夕食です。

お品書き 12月24日(夕)
・ほうれん草おひたし
・たらこ、大根おろし添え
・真鯛のオリーブオイルソテー
・小エビのチーズ焼き
・白菜の漬物
・モズクの味噌汁
・白飯

ほうれん草おひたし

自分の家庭菜園のほうれん草で「アグレッシブ」という品種です。丈夫なのですが、西洋ホウレン草の欠点の土臭さがやや前面に出ているような気がします。これも日本ホウレン草との交配種だと思うのですが・・・

たらこの大根おろし添え

自分の家庭菜園の三浦大根のおろし添えです。

真鯛のオリーブオイルソテー

今年はずっと魚が市場に少ない話は前に書きましたが、これはそれでも比較的コンスタントに手に入る愛媛産の養殖ダイです。
本当はフライパン使ってソテーするものなのでしょうが、最近はアルミホイル使って魚焼きグリルで焼けるものなら全部それで焼いて調理器具の後始末するのを極力避けています。(かえってこっちのほうが仕上がりいいかも?)

小エビのチーズ焼き

小エビの下処理は第五卓参照してください。
シンプルに小エビとパセリだけをピザ用チーズで焼きました。
200℃コールドスタートで15分。

ピザの上だけ食べてる感じ
やめられないモズク

夏からずっと酢モズク食べてきましたがそれでも飽きずに味噌汁でも食べています。

『きたくりん』

米は固い方が好きで、すし飯と標準の間程度の水加減でいつも炊いています。ただ朝粥も嫌いな方ではなく、ホテルの朝バイキングなどではよく粥も食べています。

白菜の漬物

これは自家製ではなく買ってきた白菜の浅漬けです。今は夏でも白菜が売られていますが、私の子どもの頃は晩秋から桜の咲く頃までの食材だった気がします。
やはり本来の旬の白菜は甘くてとても美味です。

これからはいよいよ年末年始の準備、クリスマス過ぎるとスーパーの品揃えも正月用品一色になるのですが、毎年憤り感じるのは蒲鉾、おせち用のめちゃめちゃ高い1200円とかのものしか売っていない、しかも高いのにたいして美味しくもないし、100円のいつもの紀文の蒲鉾でいいんだよ私は・・・

ただ、一昨年あたりからちょっと隅っこで普通の蒲鉾も売る少し良心的な店も出てきて、去年はもっと堂々と普通の体で普通の蒲鉾売るまともな店も出てきて、さっきのホテルの話ではないですけれども結局目先の利益にしか目のいかない店っていうのは消費者からはとっくに見透かされて結局それなりの結果になっていますよねー












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