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IBD患者の今宵の食卓 第九卓

毎年私の家庭菜園では里芋を作っています。11月上旬の収穫時期にはご近所、知り合いに配って回った後も土嚢1袋分ほど残っているのが例年なのですが、今年は何がいけなかったのか初期からすこぶる生育が悪く、おせち料理に使ってしまえば来年の種イモも残らない位惨憺たるものでした。
そんな中、先日新潟の実家から送られてきたということで知人から立派な里芋を一抱えほども頂きこれで安心して年も越せそうです。

せっかく頂いた里芋、月並みに芋煮にしようかとも思ったのですが、この際新しいことに挑戦してみようと、里芋を使ってビーフシチューを作ってみました。

里芋のビーフシチュー素材

昼下がりからシチュー造りに挑戦しました。ちなみに人参は私の菜園のものなので形が少しいびつです。

まず、里芋以外の素材(玉ねぎ、人参、牛肉、マッシュルーム)に胡椒を適量ふってオリーブオイルで炒めます。玉ねぎに透明感が出てきたら白ワインを入れてさらに炒め

肉にも完全に火の通ったところで鶏ガラスープの素を適量入れ、素材がひたひたになる程度に湯を注ぎローリエを加えて弱火で30分~40分程度煮込みます。(牛肉に硬いすね肉を使ったときはもっと時間が必要です、その時は鍋も圧力鍋のほうが良いかと思います)

里芋はなかなか火の通りにくい素材なのですがいったん火が通ると形が崩れやすくなるのでこの段階では加えません。

30分ほど煮込んだのちに里芋を加え里芋の芯まで火の通るまでさらに煮込みます。この時3倍出汁を隠し味に加えます。水分が減ってきたらひたひたになる位に湯を加え10分程度弱火で煮込めば里芋にも火が通ってきますが個体差もかなりあるので竹串で芯が残ってないか確かめます。

大丈夫そうならばデミグラスソースを加え、

さらに溶かしたバターに等量の小麦粉を練ったものを鍋に加えてとろみを出して、

火を止めて完成です。

お品書き 12月12日(夕)
・里芋を使ったビーフシチュー
・マグロとイカのカルパッチョサラダ
・じゃこおろし
・京菜の浅漬け
・アサリの味噌汁
・白飯

来年からは我が家の里芋収穫のお祝いは「シチュー」にしようかと思いました。この味はありです。

今日日曜日は河岸も休み、マグロとイカは昨日の残りです。レタス、レッドキャベツ、茹でもやし(ブラックマッペ)の上に乗せアマニ油と青じそドレッシングをかけ、ローストアマニ紛をふり、刻みパセリを散らして真ん中に摺りおろしわさびを乗せています。

大根おろしは自分の家庭菜園の三浦大根の間引きしたもの。
例年は市場ではあまり売られていない大蔵大根を育てているのですが、今年は大蔵大根の種がどうしても入手できず三浦大根を育ててみました。大根おろしにすると辛味大根のように辛味が強くなかなか優れた品種だと思います。

時代劇でアサリ売りとかシジミ売りが江戸の街中を周っているようなことが描写されたりしていますが、私の子どもの頃も1日に1度か2度家の前をアサリやシジミのひき売りのおじさんが『あさぁ~り~~シジミっ』というような売り声で売りに来ていました(江戸時代に生まれたわけではありません昭和の岡山の市街地です)

京菜の浅漬けの京菜も自分の畑、手作りしています。

白飯が旨く感じる時というのはひときわ幸福感があります。

今回は初めての試みだったのですが

https://www.kagome.co.jp/products/recipe/M10736/

この記事で作ってみる勇気が出て自分なりの作り方をしてみました。ただ今回はケチャップは使わなかったのですが次回それも試してみたいと思います。












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