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菖蒲月

子どもの日
母の日

子どもの成長、健康を願い、
母への感謝の気持ちを再確認、

私にとっては、そういう日になります。

どちらも日々意識しながら
過ごせることが理想ですが、
時間に追われた生活の中では
何処かへ置き忘れてしまいます。

だから1年に一度、
必ず想い出させてくれる日です。

私が母の「娘」でいるときは、
喧嘩をしていても
ゆったりと大きく呼吸をしています。

娘たちの「お母さん」でいるときは、
彼女たちを信頼して見守る、
ほんの少しからだに力が入っている
私がそこにいます。

同じ私なのに
全く違う私
とても不思議な感覚です。

娘をしている私はいつまでも娘のまま
お母さんをしている私は
いつまでもお母さんのままです。

母と子どもは
見えない糸で繋がっているよう。


この頃に花をか咲かせる菖蒲

花から贈られる言葉は
『優しさ』『信頼』『忍耐』『あきらめ』

子どもを信頼するからこそ、
見守れる忍耐力、
そして手のひらをふわっと広げて
大海原に手放すこと。

それは私の中の
小さな金魚鉢の世界で
ともに泳ぐことへのあきらめ

その時、初めて
母親の本当の優しさが
子どもに届けられるのでしょう。

菖蒲がささやいてくれました。

photo/auntmasako | Pixabay


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