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客先常駐案件のよかったこと【駒村 晃 / Akira Komamura】

初めまして!👀
Marvelでは初めて投稿します。私は今年の6月に入社してからこれまで、証券システムのバックエンド開発に携わっていました👨🏻‍💻
古い技術を使っているJavaの客先常駐案件は、一般的には人気がないと思いますが、私自身は今回意外にもよいことがありました。今回私の経歴と合わせて、説明したいと思います🙌

前職までの経歴

日本のITエンジニアのほとんどは、新卒からエンジニアであるか、他業種を経験した後に転職してきた人たちだと思います👀
私は、国立大学の情報系大学院を中退した後この業界に入るまで、フルタイムの仕事についたことがありませんでした。既卒の就職活動の時点で私にはまだプログラマとして就職するための十分なスキルがなかったし、さらに2011年の東日本大震災の後は、求人に応募すると騙されて福島原発に連れて行かれて働かされるという噂もありました😱😱
ブラック企業で働いて自分を擦り減らすよりは将来に備えておこうと思い、実家にいました。Linuxやウェブフレームワークに触れたり、外国語学習をしたりしていました。

2018年に東京でJavaの客先常駐案件に入ったのが私の最初の職歴です👨🏻‍💻
この案件はプロジェクトマネジメントがとてもうまくなされていて、実務未経験者の私でも技術的な難しさを感じることはなく、毎日定時退社して週3日ジムに行く生活でした🏋️‍♂️

2019年に福岡の会社にリファラルで転職しました👨🏻‍💻前職の会社です。東京にいたときは支出が収入を上回っていて持続不能だったため、福岡に行くしかないと判断しました(東京ではシェアハウスに住んでいたため家財等の引越しはありませんでした)👀前職に引き続きJavaでWebアプリケーションの開発をすることになったのですが、このときは東京のSIerの案件を福岡で開発するというニアショア開発でした。
この時点での私は、SIerの組織の動きについて何もわからず、理不尽さを感じることが多かったです。

人生で初めて(?)の転職活動

その後前職ではフロントエンド開発を経験させてもらったものの、一身上の都合により離職。しばらくの期間を経て、ソフトウェアエンジニアとして求職活動をしました🍀

日本国内の自社サービス企業数社に、カジュアル面談を経て応募してみました。昨年に応募した求人については一社を除き「日本の履歴書形式で経歴を送ると書類落ち」でした。
面接までたどり着けた求人はごくわずかにあり、書類選考がなかった会社(もしかしたら選考フローのもっと後にはあったのかもしれませんが)と、英文resumeで書類を受け付けていた会社でした。後者はいずれも日本で事業をしているもののエンジニアは外国人ばかりという会社👀
シニアポジションの応募だったため、面接での実力不足(面接前の提出課題は日本人としては久しぶりに通ったそうですが)、または私の辞退¹により、選考をさらに進めることはできませんでしたが、いつかそういうところで働きたいと思いました。私はシニアレベルではありません。

その後また期間を空けて求職活動を再開、もうSESしかないかと思っていましたが、昨年一度紹介いただいたMarvelに応募、非常に速いプロセスで内定をいただけたので入社させていただくことになりました🙌🙌

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¹1件は、リクルーターから突然英文メールが来て話をすることになったスタートアップでした。面談をした人は、中国系の方のようでしたが、私に計算機科学の学位を持っていないのかと聞いてきました。やはり学位は必要かもしれません。

人生で3度目の常駐案件

Marvelに入社することが決まってすぐに案件を紹介していただくことになりました。面談を受けて決まったのは客先常駐のJava案件であり、一般的に言えば、リモートで仕事ができるレベルの人が積極的に入りたい案件ではないでしょうが、個人的にはよいこともありました🔥🔥

印象深かったのは4か月目以降でした。常駐先のSIerの中でも特に論理性を重んじる几帳面な方から、成果物や仕事の進め方についてフィードバックを受ける機会が得られました。
私の場合は、前述のように新卒で就職できなかったため、一般の社会人と同じ研修教育を受けられなかったことがずっと尾を引いていました。今回、普通のサラリーマンのような働き方の経験ができただけでなく、短期間でしたがSIerのとても優秀で合理的な社員の方の下で、組織での働き方を学べたことは、素晴らしいことでした🙌🙌🙌

私の最初の案件でも、そのときの案件を手配した人は私に「社会人教育」をしようとしていたようです。でも、蓋を開けてみるとcomfort zoneの仕事でした。今回3度目のSIer案件でありながらこの歳で新しい経験ができたのは、Marvelの育成を重んじる方針と営業力のおかげかもしれませんし、福岡という環境(コンパクトシティだけに分業があまり進んでいない?)のおかげかもしれません。偶然が重なったのでしょう🍀

指摘と差し戻しで残業は多かったですが、辛抱強く指導をしていただいたリーダーの方々に感謝したいと思います。その後プロジェクトの体制が変わってから、以前ほど細かな指摘を受けることは減り、残業も少なくなりました。今回の経験は今後も会社組織で仕事をするときに役立つと思います💡

残された人生の過ごし方

業界経験4年目、正社員としての経歴はMarvelが2社目の私です。年齢面では既に、日本国内の伝統的な会社や有名な会社に雇ってもらえる見込みはありません。私の選択の結果ですが、ほとんどの人々と同様に私にとってもお金の問題は切実です。

理想は、経験を積んで海外就職または日本国内で外国企業に勤務することです。今後5〜10年でシニアレベルに到達しないといけません。

生活費をなるべく抑えながら収入を貯蓄に回し、ひたすら節約しながらセミリタイアを目指すという道もあります。仕事がずっとあるかもわかりませんし、あまり楽しくなさそうだなとは思います👀🌀
今までセーブしてきた分、健康面での不安はしばらくないのですが、いつまで雇われることができるかという不安が大きいです。

この業界で働き始めたときには50個くらいあった、私のGitHubリポジトリ群に付いたスターの数は、700個が見えてきました。あまり時間をかけたくはないのですが、やるべきことはたくさんあります。

まだ当面、いかに重要な仕事に取り組めるようにするかというのが私の課題ですし、そのためにスキルも習得しないといけません。難しい状況の私に機会を与えてくれたMarvelに感謝したいと思います。

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