見出し画像

マーベル: 征服者カーン(Kang the conqueror)について

征服者カーン(ナサニエル・リチャーズ)

彼は30世紀生まれた未来人である。マーベルコミックスでは、時空を超えるヴィランとして征服者カーンは登場していて、大人気のヴィランである。
マルチバース(複数の世界線)で登場する様々な彼のバリアントについて紹介しようと思う。

画像1

1. ナサニエル ・リチャーズ

征服者カーンの本名はナサニエル・リチャーズであり、ファンタスティック・フォーのMr.ファンタスティック(リード・リチャーズ)のお父さん(タイムトラベラー)の子孫として原作では登場している。ファンタスティック・フォーは何度か映画のリメイクがありますが、全部お蔵入りになっている状態で今後MCUに登場するヒーローチームである。

画像2

2. カーンの生い立ち -第一の偽名- 

30世紀に生まれたナサニエル・リチャーズは彼の住んでいた時代が物足りない、欲しいもの全てが手に入り、「刺激が足りない時代」だと感じていました。彼は幼少期から歴史に対して非常に興味を持ち、自分の人生を謳歌する為、ドクター・ドゥーム(未来人の彼からしたら歴史上の人物)のタイムトラベルマシーンをまた新たに開発し、スフィンクスの形に似せて、エジプトへと向かうことにした。エジプトで彼はラマ・タトと名乗り、エジプトのファラオとして君臨(エジプトを征服)することになる。(マーベルコミックスで征服者カーンが初めて描かれたのは1964年9月 "The Avengers #8"であり、作者はスタン・リーとジャック・カービーである)

エジプトにタイムトラベルをした理由は、X-MENで登場するアポカリプス(ミュータントの祖)を自分の手中に置くこと、カーンの後継者として育て世界を征服する為であった。カーンは征服欲が強く、元いた時代にはなかったその刺激を求め世界を自分の手中に収めようとしていた。後々、コミックスではファンタスティック・フォーに阻止される形になる。(詳しくは原作"The Avengers #8"で)

画像3

2. スカーレット・センチュリオン 

ファンタスティック・フォーに野望を阻止され、征服者カーンはさらなる力を求めドクター・ドゥームに会いに行く。そこで、征服者カーンはドクター・ドゥームの装備(化学+魔法を融合して作られた鎧)を参考に自分のスーパースーツを開発し、征服者カーンは自分の事をスカーレット・センチュリオンと名乗っています。

画像4

スカーレット・センチュリオン(1968年7月"Avengers Annual #2")が原作で登場したのはアベンジャーズのコミックスで時間軸で、先ほどラマ・タトとして登場した時間軸の前にアベンジャーズの敵として現れている。コミックスでの登場は征服者カーン(ラマ・タト)→スカーレット・センチュリオンだが、戦ったのはアベンジャーズの方が先ということになる。

征服者カーンは時空を超えているので、色々な時に色んな場所で様々なヒーローと戦っている。そして、分岐点も多いので、マーベルコミックスの中でもバリアントが多く存在している。

3. 征服者カーン

アベンジャーズにその後倒されたスカーレット・センチュリオンは、30世紀に戻ろうとしますが、タイムトラベルが失敗して4,000年後の未来へと飛ばされてしまう。そこで、負け続きの征服者カーンですが、この未来では見事勝ち、そこで彼は未来の武器を手にすることになる。

画像5

未来の武器を手にした征服者カーンは様々な国、星、宇宙を時空を飛びながら征服し、彼が宇宙全体を征服しつくす時空も存在していた。そして彼が過去に戻る度、また新しいマルチバースを作ってしまうことになる。彼が過去に帰ることで様々な分岐点ができて、マルチバースの中に彼のバリアントが数え切れないほど存在することになってしまう。("アントマン&ワスプ: クアントゥマニア"で登場するカーンがこのカーンだと予想されています。)

征服者カーンはマーベルの中でも最も多くのヒーローと対面したヴィランであり、征服を阻止したヒーローに対しての憎悪が酷く何度もヒーロー達を殺そうとする物語が描かれている。

画像6

4. イモータス

ディズニー+のロキで登場した征服者カーンのバリアント(又は征服者カーンの最終的に到達する人物)がイモータスである。

イモータスは未来、はるか先の時間軸に登場する征服者カーンのバリアントである。イモータスは過去の征服者カーンが作り出したマルチバースによって生み出されたバリアントがいつか彼を殺しに来るということを恐れ、自分自身でマルチバースで散り散りになっている征服者カーンを抹消するという物語もある。

画像7

5. アンアンラッド

最後に、アイアンラッドについて、このバリアントはナサニエル・リチャーズが十代(ティーン)の時、彼の前に征服者カーンが現れる。未来から来た征服者カーンは十代のナサニエル・リチャーズが征服者カーンとして、しっかり悪の道に進むよう、いじめにあっていたナサニエル・リチャーズを助け、教育しようとする。征服者カーンとしては早い段階で征服として育成をしたかったが、後の悪事を目の当たりにし、ナサニエル・リチャーズはその真逆になる事を誓います。そして、ナサニエル・リチャーズはアイアンラッドと名乗りヒーローとして、ヤングアベンジャーズのチームを作り、ヒーローを集めヴィランと戦う選択をしヒーローとして活躍する物語もある。

画像8

6. 最後に

本来であれば、ラヴォーナ・レクサス・レンスレイヤー、Council of Kangs(カーン達の集会?集い?)、Celestial Madonna(セレスチャル・マドンナ)等についてお話ししたいのですが、こちらは又今度という事でよろしくお願いいたします。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?