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尖って尖って尖って丸くなって、最後は星になる

「まるちゃんが描いている未来はどんなものか一緒にみてみたい」

そう言われることが、多くなった。

ここ最近、やけに自分でなんとかしなくてはといけないと
無駄に力を入ってしまっていた。
そう。肩こりみたいな感じで、無駄に力んでしまっていた。


自分のオリジナルブランドを作り
「小売」という業界に気づいたら、足を踏み入れてしまった。
年初の目標にそんなことはこれっぽちもなかったから
人生というものは、面白いものだ。

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とはいえ、けっこう本格的な小売の世界。

正確にいうと
実際に私が作ったものではないけれど
私が実際に、自分の全身全霊で確かめた食材たちに
匠の技術で、魔法をかけてもらって世に出すというスタンス。
私は実際に商品をつくらない。つくれない。つくりだせない。

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私の信頼している匠の方に、お願いをしているからこそ
世にきちんと責任をもって伝えていかなければいけない。
そんな重役のポジション。

とはいえ、
ある意味、一番リスクのないポジションともいえる。

裏を返していうと
居なくても良い存在といえば、居なくても良い存在でもあって
正直、私が入ることで、ややこしくさせてしまうケースもある。

色々な人とのやり取りも多くなった。
色々な考えを持っている人がいる。

私とご一緒させてもらっている方はその道を極めている人ばかり。
ただ私はそのSTORYのある「現場」にはいない。

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なんとかその想いに寄り添いたくても、
寄り添っているつもりでも、それはあくまでも『つもり』でしかならなくて
どうしてもわからないこともある。

「力になりたくて」そう思って良かれと思っても
実際に『お節介』になってしまって、怒られたこともある。


「新しい価値を作りたくて」と伝えても
『勝手にやってほしい』と言わて、線を引かれてしまったこともある。

私が黒だと思っていても実際は「白」だったり、その反対もある。
思いがけないことで、ぶつかること、傷つけてしまうこともある。

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なんども自分がやっていることが、この世に必要なのか。
私が入らない方が、うまく回るのではないか?
そう思うと、悔しくて切なくて泣いた時もある。

なんでこんなに時間をかけ、こんなにも労力をかけてまで
人に嫌がられてまで、はじめてしまったのであろう。

後ろに戻りたくても、もう時計の針は戻せなくて
進むしかなくても、その場で足踏みでしかない時もあった。

そんな過去が、私の筋肉に緊張感をあたえ肩には、力が入ってしまう。
1人で戦っている感が強かった。
(そもそも戦うという表現自体、間違っているのだと思う。振り返ると)


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打ち合わせの電話している最中に涙を流してしまって
弱音も吐いたこともある。

新しいことを始めるということ
人とは違うことをすることは、こんなにも大変なのか。
少なくなっていく貯金通帳をみながら、身を削っていた。
(シェアハウスを始めた時も、それはそれで毎日恐怖だったけど。)

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あまり失敗を失敗だと思わない性格で
基本、ポジティブなので
そこまで苦と思わず楽しめる性格なのだが
ここ最近は弱ってしまう時もあった気がする。
特にこの1ヶ月は
その反動が体に影響を帯びてしまったのだが。。
それは笑い話であり
私の武勇伝にしたいので、また別の話として綴ろう。

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大変という感じは「大きく変わる」と書く。
大きく変わりそうなきっかけが、あったので
この気持ちを記録に残そうと綴っているのである。

そんなカチンコチンに固まってしまった私を溶かして
緩ませてくれた一言がある。
その言葉をかけてくれた人は
立地的にも遠く(私は離れていると思わないのだけど)離れた人で
ここ1年以内に出会った人で、私の歴史内には、浅い人かもしれないけど
この先、濃ゆい関係にしかならないと、勝手に思い込んでいる。

「まるちゃんが『1人でコミットする』っていうと悲しくなる」

そんな言葉が私の硬くなっていた筋肉を解してくれた。
同時に私は人に頼ることを怖がっていたのだと気づき
同時に
その人を信頼していなかったことにもなることに気づいてしまい
悲しい気持ちにさせてしまったことに、とても反省した。

巻き込まれたいと思ったから、巻き込まれたし、
同時にまるちゃんのことを、巻き込んでいる


そう言われた。

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ちょっと前に、
「ひろこさんが描いている未来はどんなものか一緒にみてみたい」
そう言われたこともある。

正直、まだどんな未来を作れるかわからない、
でも今は1人ではない。そう胸を張って言える。
1人じゃないからこそ、緊張感もあるし、責任感もある。
もちろん失敗できない圧力もある。

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今は、相談できる相手がいる、
弱音をちょっとだけ吐ける人もいる。
私の背中を押してくれて、一緒に頑張ろうと思える人もいる。
わからないときは、わからないと言える人がいる。
違う時には、違うと叱ってくれる人もいる。

お金の利益どうこうではなく
描きたい未来が似ている本気の仲間が、
東京はもちろん離れている場所にもいる。

同時にどうしたら、関わってくれるみんなに
私と関わることで、描ける夢を想像させることができるであろうか。

人は人でしか、磨かれない。
本当にその通りで、私は今の周りの人に磨かれて、今の私がいる。


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私がきっかけでこの世に生み出した
とってもとっても大切なこの商品たち

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実はこの人には絶対に飲んでもらいたいという和食の匠がいて
その人のもとへ、こちらのマンゴーラガーを持って行った。
もちろん、ドキドキ。


そしたら、思いがけないほどの良い反応で、本当に嬉しくてなって
帰りにふわふわしていたら、電車を3回ほど間違えた。

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実際にいただいたメッセージ。

私はもしかしたら今までないものに挑戦をしているのかもしれない。
ちなみに私は、全くそんな自覚がなくて、好きだからやっている。
やりごたえがあって、どんどん面白くなっているから、のめりこんでいる。

地域の食材に魔法をかかけて、更に魅力のあるものへの変身をさせる。
その作品を更に価値を見出せるように
魔法に魔法をかけ続けていく。

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ということで、長々書いてしまったけど
私は仲間たちと一緒にまだ見ぬわくわくする扉を開け続けて
いきたいのである。

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叩かれても、白い目で見られても、
やりたいと思って小さな一歩を踏み入れてしまったこの世界。
やりたい!とキラキラ目を輝かせていた半年の前の私。
ワクワク感とちょっとのドキドキがあった初心の気持ちは
また蘇らせよう。

中途半場なことをして、人目を気にしてしまって本来の自分を出せないで
ビビっているのである暇があるのであれば

やるなら、思いっきりやりたいことを突き詰めて
尖って尖って、
関わってくる全てのひと・こと・ものを丸めこんで
輝かせる星になろうと思った。
こんなことを書いているけど、実は本心はビビりなおチキンだったりする。

そんなオチで今回は終わり。


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