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「アメリカン・フィクション」(2023年)は、意に沿わぬ作品で有名人になった黒人小説家の気苦労を描くコメディ映画。大衆が求めるのは「分かりやすい物語」だとするアメリカ社会に笑ってばかりもいられない秀作なのだが日本では劇場未公開。入れ子式のオチも決まるゴキゲンな映画なのだが……。
「宇宙戦艦ヤマト」(1977)「さらば宇宙戦艦ヤマト愛の戦士たち」(1978)の4Kリマスター版を立て続けに鑑賞して、オリジナル企画の紛れもない力強さを再確認できたことは全き僥倖であった。特に“完結編”と銘打った2作目には迂闊にも涙腺が緩んだりしたものの、現実はというと……。