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140字で映画はどこまでかたれるか。

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タイトルの通り、筆者が観た映画の回想録です。鑑賞環境は映画館の新作を中心にしていますが、基本的にはあまり拘りません。字数制限の都合上、警告なしでネタバレとなる場合もあるので注意。
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2021年2月の記事一覧

「GOGO -94歳の小学生」(2019)は、ケニアに住む助産師のGOGO(カレンジン語でおばあちゃんの意)が一念発起して小学校に入学する姿を追うドキュメンタリー映画である。勉強することに何の意味があると問われたら、この映画を見れば良いとだけ。何かを始めるのに遅いなど無いのだ。

山本倫生
3年前
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「今日もどこかで馬は生まれる」(2019)は日本競馬界における“馬の役割”に焦点を当てたドキュメンタリー映画である。動物愛護精神を啓蒙したいなら、日本中央競馬会の意見も取り上げるのが筋だと思われるが、その点で公平性があやふやなところが映画の信憑性を著しく損なっていると言える。

山本倫生
3年前
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「AWAY」(2019)は、無人島に墜落した一人の少年の帰還を描くアニメーション映画である。「一人で作ったアニメーション」という喧伝に目新しさは感じないが、それでも新しい才能を言祝がない理由も、ない。静寂を旨とする作品の雰囲気ぶち壊しな日本版主題歌を制作した配給には疑問があるが。

山本倫生
3年前
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「イルミナティ〜世界を操る闇の秘密結社」(2019)は政治や経済から文化芸術に渡って世界征服を策謀すると言われている「結社」の全貌を暴くドキュメンタリー映画である。証言者の中にイルナミティのメンバーが登場しないあたりで察しがつくが、それも陰謀の楽しみとも言えなくもない。

山本倫生
3年前
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