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外回転術レポ@成育医療研究センター

妊娠期間中、ずっと逆子だった我が家の赤ちゃん。
なんとか回ってもらいたい一心で試行錯誤をしたことについて、1つ前の記事でお話しました。

今回は、最終手段として「胎児外回転術」という施術を選択するに至った経緯、その施術内容についてお話ししたいと思います。

インスタの方で簡単に投稿しておりますので、そちらにも遊びにきていただけたら嬉しいです。

こちらのnoteではその詳細を✍
覚えている範囲でお話ししたいと思います。

◆ 外回転術を受ける決断をするまで

なんとも大げさな見出しですが…私にとってはなかなか勇気の要る決断でした。ビビりな性格ということもありますが、有難いことにこれまで大きな病院にお世話になる機会がなかったこともあり…決断に至るまで「やる!」と「やめとく!」の間を行ったり来たりしました。

病院の先生から「外回転術という選択肢もありますよ」というお話が出たのは33週の検診の時。スケジュールとしては以下のようになりますという説明でした。
・外回転術を受けるなら37週頃が目安
・逆子が治らなければ38週で帝王切開

その場では決断できず保留にして悩むこと2週間。「外回転術」についての記事を読んだり体験レポを読んだり。それでも答えが出ず、あっという間に35週の検診の日になりました。「外回転術、どうされますか?」という先生の問いに「いや…実はまだ悩んでいて…」と同じ返事を繰り返す私。

そこで一度、36週の時に「成育医療研究センター」の「骨盤位(=逆子)外来」で専門医の先生に相談する機会をいただくことになりました。

▼ Medical Noteの記事がわかりやすかったので貼っておきます。
▼ 成育医療研究センターの先生がお話しされています。

◆骨盤位(=逆子)外来で診察&相談

定期検診時の先生のお話によると、外回転術を受けるなら37週とのことでしたが、ギリギリになっても決断ができなかった私は、36週の時に「骨盤位(=逆子)外来」に相談に伺いました。

※成育医療研究センターの骨盤位外来のページはこちらをご参照ください。

まずエコーで赤ちゃんの様子を診ていただき、逆子かどうかの確認。そして少しお腹の触診もありました。

その後、先生から施術の内容やそれに伴うリスクなどの具体的なお話がありました。お話の内容としては
・骨盤位(=逆子)の頻度:36週では約5%となかなかマイノリティ
・骨盤位の分娩方法:現在ではほぼ経膣分娩ではなく帝王切開
・外回転のスケジュール:1泊入院の必要有
・外回転の成功率:初産婦 < 経産婦、羊水少な目 < 羊水多め
 (私の場合は初産婦で羊水は多め… 成功率は約70~80%)
・外回転の合併症:リスクについて具体的な数字を見ながら説明有
・外回転後の分娩について:逆子が治っても帝王切開になるケースは有

(※機関によって、特にスケジュールや成功率は異なるかと思います)

一通り説明をお聞きしたあとに、私の方からも心配に思っていることをお話ししました。

(´・ω・`)
・36週で逆子の確立は約5%とかなり低め。頭がだいぶ重くなってきているのにも関わらず、自然に回らないことの不自然さについて。

・これまでずっと逆子だったので、母体 or 赤ちゃんに 何か根本的な原因があるのではないかと思っていること。その原因が取り除けていない状態で施術を行うことで、赤ちゃんに大きな負担を強いるのではないかと不安を感じていること。

・子宮筋腫があり、それが赤ちゃんの動きを妨げているのかもしれないと言われたこと。(漿膜下筋腫という子宮の外側にある筋腫で、妊娠初期の時点で左右に2つ、各5cmにまで成長していました)

先生曰く、何かしら原因はあるにしろはっきりとは分からない、子宮筋腫についても実際に外回転の施術を行ってみないことには何とも言えない…とのことでした。
考えてみれば「そうですよね…」と自分で答えが出そうなところではありますが、個人的には直接専門医の先生とお話ししてモヤモヤを吐き出せたことで、だいぶ気持ちの整理がつきました。そしてやっと「選択肢があるなら、やれるだけやってみようかな」という気持ちが出てきました。

その時点で36週、外回転をするなら37週。直前のキャンセルも有ということで(←まだ言う笑)外回転術の予約をお願いしました。

最後に、麻酔をする関係で「食事は前日の夜9時までに済ませること(当日は水のみOK)」との説明があり診察室を後にしました。

外回転術の予約をしてからも、一発逆転!の望みは捨て切れず逆子体操やら諸々は続けていました。結局、当日まで逆子ちゃんのままでしたが、前の記事でも書いた通り、逆子対策を行ったおかげで(?)便秘が解消され毎日スッキリ気分で過ごせました。嬉しい副作用でした。

◆外回転術当日

ここからは外回転術を受けた当日⇒翌朝の入院までの様子を時系列にそって書いていきます。麻酔が効き始めてからは割と意識が朦朧としていて、記憶の怪しい部分もありそうですが…ご了承ください。

※お腹の写真等もババンと載せていますので、こちらからは必要な方のみお進みくださいませ。(インスタの方でも簡単に投稿しておりますので、覗いてみてくださったら嬉しいです^^)

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