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こんにちは、“まちやど丸為旅館“です。


はじめまして


長野県北部に位置するりんごが有名なまち、飯綱(いいづな)__

“まちやど丸為旅館“は、そのまちの最寄駅から一番近い場所にある小さな素泊まり宿です。

可愛らしい赤い屋根が目印で、
エントランスは右ではなく左側。
右側は元食堂だった場所で、
現在は別のオーナーがカフェを営んでいます。


現在この宿の3代目を担うのは、松田きよ子(女将)さんと松田悦典(宿主)さん。そして最近staffとして働いているのが私、 AYAKAです。

左から AYAKA、きよ子、悦典
撮影:noa

これまでの“丸為旅館“

創業:不明(先代から受け継ぎ、現在で三代目となるので百年近く続いていると思われる)
元々は旅館としてこの場所を営んできた、きよ子さんと悦典さん。
名称も“まちやど”とはつかず、「丸為旅館」。
宿泊者の方への食事提供(一泊二食付)から館内の掃除、クリーニングなど
多くの宿泊業務を全て2人で行ってきた。
2020年・新型コロナウイルス感染症の流行
旅館体制での運営に限界を感じはじめる。
元々出張などの関係で宿を利用するサラリーマンのお客さんが多かったことと、
宿に対してのお客さんのニーズが変化してきたことから客足は激減。
コロナの流行もあり、宿の形態を変えることを決意。
2021年7月〜:
「新しくお店をやりたい」という人とのご縁があり、
厨房と食堂だったスペースを貸し出すことに。
現在元食堂スペースはカフェに生まれ変わり、
地域の人が訪れる場所へと変化した。
2021年9月〜:
食事提供をやめ素泊まりの宿へ宿泊プランを変更。
同時進行で、全国定額住み放題の多拠点生活サブスクサービス
ADDress」へ客室の一つを登録する。
全国から会員がさまざまな目的(リモートワーク、ワーケーション、観光、日本一周、登山、ウィンタースポーツなど)でこの場所を訪れるようになった。
併設カフェのおにぎり🍙
たまにテイクアウトして食べます。
仲良くなった常連のADDress会員さんとご飯を食べることも。
会員さんにとって拠点はおうち🏠
きよ子さんお手製のキーマカレー
丸為に30年近くある薪ストーブ。
毎年冬は悦典さんが火の番をしていて温かい。

今後は、飯綱町の“まちやど”として機能していく

「まちやど」とは、まち全体を一つの宿と見立て、ゲスト(宿泊者)とまちの日常をつなげていく宿泊施設のこと
『日常』Vol.1:日本まちやど協会
  • 素泊まりであること

  • 1泊〜週単位〜1ヶ月単位での宿泊プランを提供

  • 全部屋、個室での予約が可能(ドミトリーはありません)

  • 長野市や近隣の町、山などのリゾート施設へのアクセスの良さ

  • 田舎ならではの暮らしや、このまちにいる人に近い

これらのことから出張で利用するサラリーマンがほとんどだった客層が、移住やワーケーション、町周辺の観光、登山やウィンタースポーツなどのアクティビティなどを目的とした人たちに変化してきました。
驚くことに1ヶ月の滞在の中で家と職を探し、実際にこのまちに移住したお客さんも。

女将夫妻も、私も、やってみなきゃわからないことだらけの中でこのような目に見える変化や新たな出会いを得るなんて、考えもしなかったことです。(考えなしになんでもやってしまう性格でもあったり…)

丸為を宿としてこのまちに残すという目的の他に、宿としてこの場所が、このまちにとってどうありたいか、私たちの意志も明確になってきたように思います。

観光地ではないこの田舎に、
もっと気軽に訪れやすくなるための『まちの玄関』として
人やお店、文化、歴史、移住への『窓口』として
ここにきた誰もがただいまと言える『居場所』として__

“まちやど丸為旅館“はこのまちに機能していきたい。

この目的へ向かって、新たに制作したり検討したり実際に運営を進めていきます。
noteでは、それらの進捗や、宿の日常風景、まちのことを書いていく予定。

あくまで自分達が楽しく、ワクワクすることがモットー!
なので、今後もたくさんの巡り逢いにドキドキしながら無理なくやっていきます。

何卒よろしくお願いいたします。

なぜかチェジュ島から来た石碑(頂き物)
知人の方がきよ子さんに似ているから持ち帰ってきたという話があります。

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