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【適応障害】やる気と心の健康のお話



療養中に気づいたことです

YouTubeを見ている時
ある方がこんなことを言われていました

「やる気」っていうのは心が健康だから出るんです
「やる気」が出ないってことは
そもそも心が健康じゃないから出ないんです

って

それを聞いた当時の私は
なんにもやる気が出なくて
なんにもできなくて

なんで自分はこんなんなのかって
悶々としていた時期でした

だからそれを聞いたおかげで
「ああ、そうか。私今まだ心が不健康なんだ…」
って自覚したんです

そしたら
「そういえば、わくわくするって気持ちもないなあ」
って気がついたんです

やる気が出ないんだから
わくわくなんか出てくるわけがないんですけど

その時は
それがすごく大事なことのような気がして

私の中に
「わくわく」
という言葉の余韻がずっと残りました



「わくわく」する気持ちが
自分の中にないことに気づいた私は

過去の自分が
どんなことに楽しみを感じて
何に「わくわく」してたのか
ことあるごとに思い出すようにしていました

自分を探っていくところは
まさに隠者そのものです

でもその時の私は
「やる気」すらないので

過去の自分が
好きなことや楽しめたことを想像しても

「わくわく」どころか
それをやりたいとも思わないのです

困りました



やりたいことも
やる気もない

ただただ
いつもの毎日が繰り返されていました

朝ダラダラと起きて
ダラダラと一日寝て起きてを繰り返す日々

外出する気力もほとんどなく
家にこもってリビングで一日過ごし

夜が来て
薬を飲んでどうにか寝る

毎日同じ景色を見ながら
そこから何かを探すことなんて
無理だと感じていました

回り続ける車輪にくくり付けられたまま
自力で抜け出すこともできない

でもそのままじゃいけない気持ちだけは
ずっと残されていました



ぐるぐると回る毎日を過ごしていた
ある日の夜

出先からの帰宅中
ほんとにふと

「入浴剤買って帰ろう」

と思いました

実はその頃
お風呂に入るのも面倒に感じていた時期

私はどんなに疲れていても眠くても
絶対お風呂に入って寝る人間でした

で、入浴剤を買って帰り
お湯を溜めて入ったところ…

それはそれは気分良く
面倒な気分が吹き飛びとても快適でした

そうすると
次またお風呂に入るのが、楽しみなんです

そう
「わくわく」する気持ちです

「わくわく」が
ひょこっと小さく動きました

やったら、やったなりの結果が出る
「正義」の世界観

そして心が喜ぶためには
何をしたら釣り合うか…

心が落ち込む前の元気な頃
私は入浴剤は使っていませんでした

だから
「入浴剤を買おう」と思ったところから
すでに普段と違う事をした感じでした

小さな小さな
いつもと違う行動

プラス
心地良さを感じる

それが
「心回復スイッチ」の一つとなったお話でした

おわり

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