見出し画像

がん予防=野菜スープ?

こんにちは、進太郎です!!

先日少し気になる題名の本が
目に入り思わず購入してしまいました!!

その内容が青果物(野菜や果物)に
関わる私としては大変興味深いものでした。
そこで今回は、その書籍をご紹介したいと思います。

私が読んだのは
抗がん剤の世界的権威が直伝!最強の野菜スープ
です。

著者は、抗がん剤の研究開発をされていて、
専門家が語るがんの予防法に目を奪われました。

さっそくですが、紹介に入りたいと思います。

この本のキーワードは2つ、
「活性酸素」
「ファイトケミカル」

です。

まず活性酸素、これは「抗酸化力」という言葉が
様々なメディアで取り上げられた際に
セットで話題になっていましたね。

活性酸素は、他の物質を酸化させてしまうもので
老化や様々な病気の原因になります。

活性酸素はウイルスや細菌を撃退する
素晴らしい役割も持っていますが
増えすぎると前述したような
人にとって良くない側面が出てきます。

がんについても活性酸素が
一因で引き起こされるようです。

本来人も不要な活性酸素を
体から排出する機能を持っているのですが
加齢などによってその機能が衰えてきます。

ここで登場するのが
「ファイトケミカル」
です。

ファイトケミカルは野菜の香りや色、苦みなどを
構成している成分を指します。

有名なものだと
緑茶のカテキン、
トマトのリコピン

があります。

この2種類は多くの方が
ご存じのことと思います。

ファイトケミカルの特徴は
活性酸素を取り除く、
強力な抗酸化作用があることです。

この働きで、がんの原因になる活性酸素を
取り除き、予防することができます。

植物はファイトケミカルを内蔵していて
ファイトケミカルが
前述のような働きをするため
常時日光に照らされていても、
活性酸素を適切に排除できるので
人のようにがんになることはないのです。

優れた力を持つファイトケミカルですが
効率的に摂取する方法があります。

それは、
野菜を加熱しスープとして食べる
ということ。

加熱せず、生で野菜を食べると
野菜の細胞壁内にあるファイトケミカルを
うまく摂取できず、そのほとんどが
そのまま体外へ排出されてしまいます。

それを防ぐために加熱し細胞壁を壊し
ファイトケミカルを摂取しやすい状態に
することが必要です。

さらにスープにすることで煮汁に溶けだした、
ビタミンなどの野菜の成分も
余すことなく摂取できます。

書籍内で紹介されていた実験によると、
生野菜をすりつぶしたものより、
野菜をゆでたゆで汁のほうが
10倍~100倍も活性酸素を打ち消す働きが強かった
という結果が出たそうです。

まとめると
・がんや様々な病気には「活性酸素」が関わっている
・協力な抗酸化力をもつ「ファイトケミカル」を
 摂取し不要な活性酸素をなくすことができる。
・「ファイトケミカル」を効率よく摂取するには
 野菜スープが適切!!

だいぶ要約して紹介をさせていただきましたが、
野菜や果物を扱う私たちにとって
大変勉強になる話でした。

健康のためには野菜や果物が大切だということは
誰しもが知っていることではありますが
それがどう作用して健康に結びつくのか
という所をご存じの方は少ないかと思います。

書籍で紹介されていた野菜スープで
野菜を摂取するという方法は、
手軽で誰でもできますし、
冷凍保存も聞くので
ぜひ試してみてはどうでしょうか。

興味がおありでしたらぜひ読んでみてください!!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?