NLP初任者通信№14<師匠をもつ必要性>
こんばんは。
大阪市立公立小学校教員の丸岡です。
脳科学・coachingをこれまでの教育実践にブレンドし、新たな教育・授業を開発し、教師のやり方&あり方の両面からアプローチしたり、教材開発×道徳見つけ×coaching×NLP(実践心理学)という今までにない道徳授業開発にも挑戦中したりしています。
先日のNLP初任者通信№13では「キミだけのコンパスをもつ」というテーマでお伝えさせていただきました。「コンパスとは、目的地に進むための必須品であり、自分でしかつくれない」という話でした。
本日のNLP初任者通信№14は「師匠をもつ必要性」ということについてお話させていただきます。
今どき、「師匠」などという言葉は古いと感じる人も少なくないかもしれません。
しかし、脳科学的に見れば、師匠という存在をもつことが大きな成果を生みこともあります。
師匠をもつ効果とは?
そんなことをお話させていただこうと思います。
それでは、どうぞ。
さて。
突然だが、「師匠」と呼べる人はキミに入るだろうか?
時代は移り、今の時代に、「師匠」などと呼ぶ人をもつ人は圧倒的に少なくなったように思う。
また、もし、自分に「師匠」と呼べる人がいたとしても、師匠とどのようにして関わればいいのか?師匠からどんな風に学べばいいのか、なんてことは習ったことがないだろう。
しかし、一昔前の日本では、この「師匠」をもつという文化が当たり前だった。
師匠の近くをずっと過ごす。
師匠の付き人として過ごす。
そうした中から、多くを学んだ。
しかし、こんなことは、今の時代には、なかなか難しいかもしれない。
「先生」という仕事では、不可能であろう。
勤務校がちがう。
学年がちがう。
そもそも、授業はひとりでこなすことが当たり前であり、「誰かのそばにずっとつく」などということは、できることではない。
では、教師に「師匠」は役に立たないのか?
そんなわけがない。
教育には信念が必要である。
揺らぐことのない、自分の中に一本の筋の通る信念である。
では、そんな信念を、仕事を始めてすぐのキミにもつことができるかな?
それはとても無理なことだと思う。
もし、「もっている」と思っても、それは、何かがあれば、すぐに「ポキッ」と折れてしまう、本当に細い芯だ。
それでは、教育界では、たたかっていけないだろう。
そこで、師匠の力を借りる。
キミの師匠はどんな信念をもっているかな?
何を大切に、教育という仕事をすすめているのかな?
そんなことを、キミなりの解釈でいいから考える。
徹底的に考えてみる。「どうして?」という問いを繰り返し、自分のたどることのできる、奥深くまで探ってみる。
それが、ひとまずキミの1年間の信念になる。
自分だけでは、もつことの難しい「信念」を師匠の力を借りて持つんだよ。
また、師匠をもつ利点は他にもある。
それは、「問題解決の際の判断基準になる」ということ。
もし、キミの目の前に、何か問題が起こるとする。
もしくは、何か判断に迷うことがあるとする。
学校現場は、判断の連続。
それも、イチイチ先輩に聞いている間がないことも多い。
でも、目の前には、子どもたちがいて、担任であるキミは、すぐに判断を下さなくはいけない。
そんなとき、どうやって判断の基準をもてばいいのかな?
そう。
そんなときにも、師匠の存在が大切になる。
師匠ならどう判断するかな?
師匠なら、どんな考えをもつかな?
そんなことを考えてみる。
時には、師匠が持ちそうな次の3つを考えてみたらいい。
師匠は、何を見るかな?
師匠は、どんな声を聞くのかな?
師匠は、身体のどこでどんなことを感じるのかな?
そんなことを、めいっぱい、想像してみよう。
きっと、見えてくるものがあるはずだ。
「師匠」をもとう。
自分が、憧れる人。
自分が、尊敬する人。
自分が、なりたい人。
そんな人を探すことが大切。
これまでの出会いを、これからの出会いをぜひ大切にしてほしい。
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