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ヘップってなんなん?【田舎工場からの挑戦-序章】 Vol.34

ヘップってなんなん?その語源として、1954年の映画「ローマの休日」でオードリーヘップバーンふんするアン王女が、街にくり出すシーンの中で、露店で履物を買って履き替えるシーンがあります。
この時に履き替えた「フロントオープンバックレスサンダル」を親しみ込めて「ヘップサンダル」と呼ばれた事を業界では語源と言い伝えられています。
そのシーンは、王女からの解放感を「ヘップサンダル」を通して表現しているのではないかと私なりに解釈しています。
街を歩くのに最適で履き心地の良い、そして決して高価でなくてもお洒落な「ヘップサンダル」を、私はこれからも作り続けていきます。

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コロナ禍が続いてはや1年半、この間、問屋さんからの受注も全盛期とは比べものにならないほどの落ち込みよう。私が家業を継いで丸31年、売り上げも過去最低の状態。

そのため、まず取り組んだのがSNS活用。今までもTwitterやInstagram、Facebookは取り組んではいたものの、ただやってるだけでモノづくりに生かしていたかと言えば答えはNO。

いま、「HEP」というブランドの生産をお手伝いさせていただいています。代表者の彼とは2019年初めてお会いしました。最初は彼の父と一緒に来られて、話を聞くだけでした。

その後、いろいろ話を聞くために彼は私の工場に来るようになり、そのうち彼の「真っすぐな性格や真面目さに惹かれ」サンプル作りをスタートさせることになりました。彼のこだわりと私の作り手としてのこだわりは時としてぶつかりサンプル作りは難航しました。

しかし、新しいモノづくりは決して嫌いではなかったので、次第に彼の要望を受け入れることができるようになり、従来のヘップサンダルの特徴を細かく説明し彼の要望に合う方法を見つけるのが次第に楽しくもなってきている自分に気づくこともしばしばありました。

そして、コロナ渦にもかかわらず2020年春に「HEP」ブランドのデビュー。

その彼の影響からか、SNSのことをいろいろ教えていただくにつれ、自分の今までの流通形態いわゆるBtoBオンリーでの限界を感じざるを得ませんでした。

そしてまず取り組んだのが、InstagramとFacebookのビジネスアカウント取得。これにより今まで趣味で使っていたSNSを少しは仕事につかえるのではないかとの考えからです。

2021年2月からはclubhouseを始めました。ここでは今まで出会ったことのない異業種の方たちと交流することができました。そこでの気づきは今までにない新鮮さと興味が膨らむ良いツールであると今も思っています。

そして4月になると自分発信のためTwitterを復活させました。その頃にInstagramとFacebookのビジネスアカウントを活用するためにECサイトを立ち上げる決断もしました。

STORESとbaseの2種類のサイトを立ち上げました。なぜ2種類もとなりますが、各々のサイトの特徴を自分なりに考えて2種類としました。

5月になるとnoteも開始することにしました。自分発信はTwitterで日々やってはいるものの140文字のなかで作る文学?と違いnoteの場合はフリーで書くことができ違う発信ができるとの考えからnoteにも取り組んでいます。

そのほかにも元々あったホームページもフォーマットから一新し、その他にもPinterestとLit.Linkにも挑戦しています。

最後にLINE公式アカウントも始めました。LINEの特性を生かした一対一の対話にモノづくりの本質があるようにも感じています。

今後の挑戦としてまずは知名度のない田舎工場からのブランディングです。ブランディングと言っても、何をブランディングするのか。

①工場自体をブランディング・・・・・この工場で作っているモノが欲しい

②商品をブランディング・・・・・この商品が欲しい

③ヘップ親父のブランディング・・・・・この人が作っているモノが欲しい

それぞれに意味があります。お客様本位のモノづくりに取り組むためにも答えを見つけるためこれからも試行錯誤の繰り返しです。

これから始まる田舎工場の挑戦に期待してください。
(今までは自分から期待してくださいなんて言ったことが無かったなぁ)

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