これまでの婦人科受診歴について
まず、私の身体のことや癌発覚前までの婦人科受診歴についてお話しますね。
私は小さい頃から身長が高く、初潮も平均よりやや早めの小学5年生の夏に訪れました。
生理不順はとくになく、周期もそこまで乱れがなかったのですが、年齢が上がるにつれてだんだんと生理痛が酷くなっていきました。
生理痛に関しては本当に千差万別。
症状の現れ方も、その重さも人によって全然違うので比べようがないようにも思うのですが、
マジでツラいと思ったら、躊躇わずに病院に行ったほうがいいです。
私も、排便時に肛門から突き刺すような痛みと、生理のときに下腹が剥がされるような激痛に悩まされて18歳のときにはじめて婦人科を受診しました。
そのときに子宮内膜症と診断され、スプレキュアという点鼻薬で治療したりしたこともあります。
結局のところ、子宮内膜症は妊娠or閉経しない限りは治ることはない。と当時の主治医に言われたことと、このスプレキュアという薬で生理を止めている間は生理痛に苦しむことはなかったのですが、鼻からシュッと霧吹きするだけで生理が止まるシステムが怖すぎて治療を途中で辞めました(笑)
まぁ、いずれ私も結婚して子ども産むし!そしたら治るだろうと、なぜか妊娠出産を当たり前のように思って余裕かまして生理痛と付き合い続けました。
そして子宮内膜症の治療を放棄してから2年後の20歳になったときに、市からもらえる子宮頸がん無料検診クーポンをもらったのがきっかけで久しぶりの婦人科受診となりました。
はじめてのがん検診。
まぁ、なんもないだろうと気軽に行ってみると
軽度異形成
といわれ、デカい病院に回される羽目に。。
ここで補足ですが、子宮頸がんが癌化するまでには長い時間がかかると言われており、段階を経て子宮頸がんになるのです。
軽度異形成、中等度異形成、高度異形成、上皮内がん、微小浸潤扁平上皮がん、浸潤がん…このような経過を辿るのですが、軽度異形成~中等度異形成であれば70~80%の割合で自然消滅すると医師より説明を受けました。
ですから、当時も要再検査となりましたが主治医の指示で1年ごとの経過観察でよいということで、定期的に様子を見ることに。
それから定期検診をしながら3年の月日が経ち、転居した先で受けた子宮頸がん検診で『軽度異形成は見られません』と言われ定期検査することがなくなりました。
ここが運命の分かれ目だったのかもしれません。
そして最後に子宮頸がん検診をしてから6年後、子宮頸がんが発覚。
発覚の経緯については次の記事にしますが、定期検診が大事な理由もこの時点で少し伝われば嬉しいです。
なにせ当の本人が1番驚きましたから(笑)
あの時、『軽度異形成は見られません』と診断してくれたお医者さんが見落としたのか、新たな異形成が出来上がっていたのか、真実はよく分かりませんが……
いずれにせよ、定期的検診を意識的に続けていれば子宮頸がんで子宮全摘出するまでに手立てが打てたかもしれないかと思うと、後悔しかないですからね。
子宮頸がんは初期症状がほぼないような感じで、見逃すことが多く、なにか症状が現れてからではほぼ手遅れの状態であるということなのです。
でも、、病院とはそういうところじゃないですか?
熱があるから、内科や耳鼻咽喉科に行く。
腰が痛むから、整形外科に行く。
虫歯のような気がするから歯医者に行く。
明らかな症状が現れてから病院へ行くのが、平常ですよね、きっと。行きたくないですもん、病院(笑)
ですが子宮頸がんを初め、静かに身体を蝕む病気もたくさんあります。初期症状のないまま重大な病気へと進行していくパターンの場合、ほんの少しの違和感も見逃せないのです。
-つづく-
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